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2026年の模索
当社「日報」は、今週のシカゴ(CBOT)先物を強気の観点で分析しています。

1217日(水)の韓国の国際入札と購入価格
昨日1217日(水)、小麦相場の下落がトウモロコシに波及したことで、韓国Major Feedmill GroupMFG)は国際入札を公告し、飼料用トウモロコシを購入した。
飼料用トウモロコシ、55,00075,000トン×4
ETA: 2026
325日、330日、45日、411
基準限月: シカゴ(CBOT)トウモロコシ20263月限

Buyer    韓国 Major Feedmill GroupMFG
Seller
    Olam
Origin
    (米国産)飼料用黄トウモロコシ
Tonnage
   68,000トン
Arrival
   202645
C&F
     $253.33/mt CFR
plus $1.50/mt surcharge for additional port unloading

Buyer    韓国 Major Feedmill GroupMFG
Seller
    CHS
Origin
    (米国産)飼料用黄トウモロコシ
Tonnage
   68,000トン
Arrival
   2026411
C&F
     $253.33/mt CFR
plus $1.50/mt surcharge for additional port unloading

以下、当社ウェブサイトで更新しています。C&Fプレミアムの水準は予想より高かった。

●シカゴ(CBOT) 大豆=ファンドの買い玉清算
CBOT
大豆先物は、1027日~1118日「トランプと中国・習近平がにぎる」との思惑で、ファンド勢が米国大豆の中国向け輸出再開を期待し、111317日の戻り高値を買い上げた。
12月はそうしたファンドの大豆買い玉の清算です。ひとつのサイクルの最終段階です。
シカゴ(CBOT)大豆期近20261月限の受渡通知初日は1231日。
あたらしいサイクルはそのあと始まります。

CBOT大豆先物     売り玉     買い玉      差(枚)
11/18
2025)     97,072    351,162     254,090 買い越し
11/10
2025)     86,286    314,412     228,126 買い越し
11/04
2025)     79,129    296,553     217,424 買い越し
10/28
2025)     84,985    242,178     157,193 買い越し
10/21
2025)    119,042    196,658     77,616 買い越し
10/14
2025)    144,269    190,434     46,165 買い越し

【1】米国農産物先物の相場表
今週のシカゴ(CBOT)先物は下落したが、2026年の穀物市場が弱いわけではない。

米国現地20251217日(水)
限月     KCBT硬質冬小麦  CBOT軟質冬小麦 CBOTトウモロコシ       CBOT大豆
03月限 2026 507'75 +2'75  506'25 -3'00  440'50 +4'00  01月限 1058'25 -4'50
05月限 2026 520'25 +2'75  517'25 -2'25  447'75 +3'25  03月限 1068'75 -3'00
07月限 2026 533'50 +2'25  527'75 -2'00  453'50 +2'50  05月限 1080'00 -3'00
09月限 2026 549'00 +2'25  541'25 -1'50  448'75 +1'25  07月限 1091'25 -3'00
12月限 2026 568'50 +2'25  559'50 -0'25  460'50 +1'00  08月限 1087'25 -3'00

米国現地20251216日(火)
限月     KCBT硬質冬小麦  CBOT軟質冬小麦 CBOTトウモロコシ       CBOT大豆
03月限 2026 505'00 -7'00  509'50 -11'25  436'50 -3'25  01月限 1062'75 -9'00
05月限 2026 517'50 -6'75  519'50 -9'50  444'50 -3'25  03月限 1071'75 -9'50
07月限 2026 531'25 -6'25  529'75 -8'50  451'00 -2'75  05月限 1083'00 -10'00
09
月限 2026 546'75 -6'00  542'75 -8'00  447'50 -1'25  07月限 1094'25 -10'00
12
月限 2026 566'25 -5'75  560'00 -7'75  459'50 -1'50  08月限 1090'25 -9'75

米国現地20251215日(月)
限月     KCBT硬質冬小麦  CBOT軟質冬小麦 CBOTトウモロコシ       CBOT大豆
03月限 2026 512'00 -6'00  520'75 -8'50  439'75 -1'00  01月限 1071'75 -5'00
05月限 2026 524'25 -6'25  529'00 -8'25  447'75 -1'25  03月限 1081'25 -5'50
07月限 2026 537'50 -6'00  538'25 -7'50  453'75 -1'25  05月限 1093'00 -4'00
09月限 2026 552'75 -6'00  550'75 -7'25  448'75 -1'25  07月限 1104'25 -2'25
12月限 2026 572'00 -5'75  567'75 -6'25  461'00 -1'00  08月限 1100'00 -0'50

米国現地20251212日(金)
限月     KCBT硬質冬小麦  CBOT軟質冬小麦 CBOTトウモロコシ       CBOT大豆
03月限 2026 518'00 -4'25  529'25 -4'25  440'75 -5'75  01月限 1076'75 -16'75
05
月限 2026 530'50 -4'00  537'25 -3'75  449'00 -5'25  03月限 1086'75 -16'00
07
月限 2026 543'50 -3'50  545'75 -3'25  455'00 -4'50  05月限 1097'00 -15'25
09
月限 2026 558'75 -3'00  558'00 -3'00  450'00 -3'25  07月限 1106'50 -14'75
12
月限 2026 577'75 -3'25  574'00 -3'00  462'00 -3'00  08月限 1100'50 -13'50

【2】CBOTトウモロコシ先物の値段と建玉
12月の出来高は低調ですが、建玉は じわじわと 増加している。

日付  3限値段 出来高  3限建玉 5限建玉  7限建玉 9限建玉  総取組高

12/17 4.4050
12/16
 4.3650 244,060  736,109 214,197 229,814 146,685 1522,658
12/15
 4.3975 296,546  732,068 212,159 226,818 146,974 1512,320

12/12 4.4075 360,783  730,826 209,340 224,353 145,218 1503,706
12/11
 4.4650 250,312  722,790 206,493 220,758 144,925 1488,116
12/10
 4.4425 238,983  728,745 200,247 223,189 143,042 1487,218
12/09
 4.4800 339,899  725,280 198,569 219,259 141,532 1473,739
12/08
 4.4375 209,066  724,884 195,976 220,193 137,102 1466,556

12/05 4.4475 213,352  727,826 198,872 218,029 136,209 1469,230
12/04
 4.4725 289,519  730,678 195,295 216,458 133,231 1460,575
12/03
 4.4350 311.960  730,114 193,822 213,552 127,631 1448,979
12/02
 4.5000 366,980  738,669 198,346 212,080 125,013 1459,743
12/01
 4.4500 287,545  727,008 200,505 205,757 123,165 1442,813

11/28 4.4775 152,328  739,981 199,012 204,353 120,843 1451,522
11/27
 Thanksgiving Day 
11/26
 4.4525 598,185  745,324 197,647 204,150 120,549 1459,662
11/25
 4.3825 632,014  716,267 195,702 200,824 119,343 1488,652
11/24
 4.3675 600,869  682,949 198,993 199,863 117,053 1530,258

11/21 4.3750 484,072  646,444 198,882 197,408 115,881 1557,059
11/20
 4.3775 537,447  619,695 198,900 195,044 114,413 1607,848
11/19
 4.4150 468,845  598,157 196,051 190,432 109,431 1607,110
11/18
 4.4950 408,654  585,736 191,231 189,765 106,374 1616,139
11/17
 4.4800 502,209  579,528 185,052 185,432      1610,735

1118日(火)、19日(水)と、今週の飼料用トウモロコシ国際入札が急騰した。

【1】今週の飼料用トウモロコシ調達価格
韓国 Major Feedmill GroupMFG)の入札公示では、飼料用トウモロコシ21万トン、ETA 2026210日、220日、228日であったが、結果は以下のとおり。

20251119日(水)

Buyer     韓国 Major Feedmill GroupMFG
Seller
    CHS
Origin
   (米国産)飼料用黄トウモロコシ
Tonnage
   65,000-70,000トン
Arrival
   202633
C&F
     $252.34/mt CFR
plus $1.50/mt surcharge for additional port unloading

Buyer     韓国 Major Feedmill GroupMFG
Seller
    Bunge
Origin
   (米国産)飼料用黄トウモロコシ
Tonnage
   65,000トン
Arrival
   2026210
C&F
     $255.12/mt CFR
C&F basis
  $2.0006/bu.+シカゴ(CBOT20263月限
plus $1.50/mt surcharge for additional port unloading

20251118日(火)

Buyer    韓国飼料協会(釜山)
Seller
    Pan Ocean
Origin
    米国産 飼料用黄トウモロコシ
Tonnage
   65,000トン
Arrival
   2026220
C&F
     $252.48/mt CFR
plus $1.00/mt surcharge for additional port unloading

先週1113日(木)の国際入札と比較します。

20251113日(木)

Buyer    韓国 Feed Leaders Committee (FLC)
Seller
    Bunge
Origin
   (米国産)飼料用黄トウモロコシ
Tonnage
   65,000トン
Arrival
   2026130
C&F
     $247.43/mt CFR
plus $1.25/mt surcharge for additional port unloading

Buyer    韓国Feed Leaders Committee (FLC)
Seller
    CHS
Origin
   (米国産)飼料用黄トウモロコシ
Tonnage
   65,000トン
Arrival
   2026130
C&F
     44,700mt $248.25/mt CFR
C&F basis
  20,300mt $1.8200/bu.+シカゴ(CBOT20263月限
plus $1.50/mt surcharge for additional port unloading

【2】穀物商社の姿勢と思惑
1118日(火)の韓国飼料協会の米国トウモロコシ購入価格は、予想以上に高かった。
穀物市場で「中国による米国産買い付け」観測がひろがり、穀物商社の提示価格が高かった。

1118日(火)の最安値はPan Ocean$252.48/mt CFR
この価格でも入札不落にならなかった。

さらに1119日(水)、韓国MFGが飼料用トウモロコシ21万トンの国際入札を公示した。
最安値のひとつが、Bungeの「$2.0006/bu.+シカゴ(CBOT20263月限」。
1113日(木)の国際入札と比較すると、ブッシェルあたり18セント急伸した。

先週1113日(木)の「$1.8200/bu.+シカゴ(CBOT20263月限」が
今週1119日(水)は「$2.0006/bu.+シカゴ(CBOT20263月限」になった。

ばら積み穀物船の海上運賃が上昇していたとはいえ、1118日(火)の米国トウモロコシの調達価格はそれ以上に高騰した。1118日(火)、19日(水)の国際入札を見ると「中国による米国産買い付け」期待の連鎖反応によって、穀物商社の提示価格が暴騰した。

今週の東アジアCFR市場(C&F)はその価格形成の構造と秩序が大きく変容した。11月18日(火)および19日(水)の穀物商社の提示価格高騰は「中国による米国産買い付け」期待の連鎖反応を表している。これが昨日1119日(水)の「日報」でお伝えした要旨です。

昨日1119日(水)の「日報」で、以下のように分析した。
(Ⅰ)小麦先物やトウモロコシ先物の基調は「継続パターン」を引き継いでいるが、
(Ⅱ)「中国による米国産買い付け」期待の連鎖反応によって、米国大豆やトウモロコシ調達業務においては価格形成の構造が変容している可能性が高い。

【3】今週の調達価格急騰を「正当化」するものはあるのか?
今週の相場では、穀物商社が「中国による米国産買い」の思惑で動いている。
韓国飼料会社もそれに応じて不落にせず、購入を続けている。
「中国が米国産を買い付けている」という「期待」と「思惑」は物凄いものがある。

今週の韓国飼料会社の国際入札と穀物商社の提示価格の急騰は、当業者の思惑です。「中国の米国産買い付け再開」による「先高観」の思惑で動いている。それによって、飼料用トウモロコシ調達の価格形成の構造とパターンが変容している。

果たして、これは本物か?
それを裏付けるデータはあるのか?
価格形成の構造とパターンの変化は持続可能なのか?

当社は昨日から、それを調べています。
昨日1119日(水)の「日報」では、国際穀物協会(IGC)が公表している輸出価格を調べた。
米農務省のマーケット・ニュースも調べています。

いまのところ、今週の米国トウモロコシの調達価格の急騰を正当化するデータがない。
IGC
のデータでは、米国大豆(米ガルフ)の輸出価格が、ブラジル大豆の輸出価格にサヤ寄せしたが、トウモロコシでは、米国産とブラジル産の輸出価格はひらいたままです。

事実には深さ、複雑さ、多面性があります。
事実には深さ、複雑さ、多面性があるので、今週のトウモロコシ国際入札の高騰についてもうすこし調べます。できかぎり、取引データを集めて分析します。

「中国が米国産を買っている」という「期待」と「思惑」は物凄いものがある。
「投機筋」の思惑というより、穀物商社など、当業者がその思惑で走っている感じがします。
今週の国際入札は高かった。現状をできるかぎり包括的に分析し、米国トウモロコシのCRFC&F)について、持続可能性の観点からチェックします。

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