「日本経済新聞」など大手メディアは、目の前の印象を過大評価し、
日銀が利上げすると言うとるのに、12月2日(火)は
ろくすっぽ円高に行かなかったと言う。
「日銀の利上げ確率が急上昇するなかで円買いが勢いを欠いている。」
「市場は日銀の利上げの限界を見透かしている。」
「日銀が継続的に利上げするための条件はすぐにはそろいにくい。」
「投資家は安心して円売りを続けられる環境にある。」
「市場が1%以降の利上げに自信を持てない限りは円高にはならない。」
各社の「エコノミスト」「ストラテジスト」、ポンコツストは「高石トレード」「高石円安」、そして「高石首相の財政拡張路線=円安」と理由づけし、「円売り継続」と主張している。
【1】植田日銀は金融政策運営の変更に乗り出した
植田執行部は、金融政策を変更した。
為替の物価、金融政策への影響は下記のように変えた。
●これまでの想定問答集
為替の物価、金融政策への影響は、一時的な変動要因とみなして、事実上「基調的な物価上昇率」から除外していた。
(ⅰ)為替レートの短期的な動向にはコメントしないことにしております。
(ⅱ)為替を動かしている背後の経済要因を含めて、私どもの物価・経済見通しにどういう影響があるか、あるいは中心的な見通しの周りのリスクにどういう影響があるかということを日々分析をし、毎回の決定会合でそれを積み重ねて、そのうえで、各会合で判断していくという姿勢でございます。
●日銀植田執行部の政府への事前レク
為替の物価、金融政策への影響について、あたらしい問答集で改定した。
為替の物価への影響は一時的な変動要因ではなく、「基調的な物価上昇率」に影響する可能性をはじめて認めた。
11月18日(火)午後3時30分~ 植田/高市会談
11月19日(水)午後6時10分~ 植田/片山/城内の3者会談
●2025年11月21日、衆議院財務金融委員会における植田総裁の答弁
(ⅰ)為替の動きと物価の関係、ということでございますけれども、申し上げるまでもなく、為替の円安の進行は輸入物価を押し上げまして、それが国内物価に転化されていくということにより、消費者物価の押し上げ要因になります。
(ⅱ)過去と比べますと、最近、企業の賃金・価格設定行動が積極化するという動きが目立っておりますので、為替変動が物価に及ぼす影響が大きくなる可能性がある点には留意が必要であると考えております。
(ⅲ)さらに申し上げれば、こうした経路を通じた物価上昇が、予想物価上昇率への影響を通じて、まぁ物価の、基調的な物価上昇率に影響する可能性についても、私ども留意していかないといけないと思っとります。
(ⅳ)こういったことを含めて、為替レート変動の物価への影響については、注意深く見ていきたいと思っております。
●2025年12月1日、名古屋の記者会見
(ⅰ)為替の物価、金融政策への影響でございますけれども、午前中の講演でも申し上げた通り、為替レートは円安に進みますと、輸入物価の上昇、それが国内価格に転嫁されるということから、もちろん物価押し上げ要因になります。
(ⅱ)さらに、企業の価格・賃金設定行動が積極化するもとで、その価格の反応が大きくなっている面、あるいはその可能性に注意が必要だとは考えています。
(ⅲ)また、予想物価上昇率への影響を通じて、場合によっては基調的物価上昇率に影響する可能性にも注意が必要だと思います。
(ⅳ)しっかりみていきたいと思っております。
日銀はこれまで、為替の物価、金融政策への影響を質問されても、「為替レートの短期的な動向にはコメントしない」と繰り返してきたが、日銀植田執行部の「事前レク」(11月18日(火)午後3時30分~ 植田/高市会談、11月19日(水)午後6時10分~ 植田/片山/城内の3者会談)からは、為替の物価、金融政策への影響を認めている。「基調的な物価上昇率」に影響する可能性をはじめて認めた。これは、植田日銀の金融政策運営の「ギア・チェンジ」を意味する。このあとの継続的な日銀利上げを示唆しています。
【2】行き過ぎた円安
当社はこのかんの円安を<行き過ぎた円安>と考えています。
日米2年債利回り格差と先行きの日米の金融政策スタンスの差から考えても行き過ぎています。
10月30日(木)午後3時30分~植田総裁会見 153円 → 154円の円安
日本銀行金融政策決定会合後の総裁記者会見
↓
11月18日(火)午後3時30分~植田/高市会談 155円台
植田和男日本銀行総裁、高市早苗首相の会談
↓
11月19日(水)午後6時10分~三者会談 155円 → 157円の円安
植田和男日本銀行総裁、片山さつき財務相、城内実経済財政担当相の会談
市場人気の「短期バイアス」を原動力にしたこれまでの円安を、
差し当たり10月30日以前に向けて、逆回転で、是正していく。
「157円 → 155円」→「155円台」→「154 →
153円」を展望します。
当社「日報」は、12月2日(火)および12月3日(水)について
「1ドル=156.00-155.50-155.00円」と予想した。
「1ドル=155円台」は時間をかける(=物事が必要とする時間)と考えたからです。
ここで消化する必要がある商いを消化し、確認するところは慎重に分析しながら進む。
【3】米国債の利回りと為替(ドル円)
12月4日(木)「1ドル=155.40-155.15-154.90円」
消化する必要がある商いは「155円台」で消化する。
植田日銀は金融政策を変更したと考えています。
為替レート変動の重要な要因は内外金利差、さらには先行きの金融政策スタンスの差です。
為替レートの安定は、経済の持続的成長にとって、そして社会の安定にとって不可欠です。
米国 米30年債 米10年債 米2年債 日本
日付 利回り 利回り 利回り 日付 東京仲値
12/03(25) 4.73 4.06 3.49 12/04 155.40-155.15-154.90
12/02(25) 4.74 4.09 3.51 12/03 155.84
12/01(25) 4.74 4.09 3.54 12/02 155.70
11/28(25) 4.67 4.02 3.47 12/01 155.87
11/27(24) Thanksgiving
Day 11/28 156.63
11/26(25) 4.64 4.00 3.45 11/27 155.91
11/25(25) 4.67 4.01 3.43 11/26 156.38
11/24(25) 4.68 4.04 3.46 11/25 156.87
11/21(25) 4.71 4.06 3.51 11/24 振替休日
11/20(25) 4.73 4.10 3.55 11/21 157.49
11/19(25) 4.75 4.13 3.58 11/20 157.29
11/18(25) 4.74 4.12 3.58 11/19 155.54 植田/片山/城内 3者会談
11/17(25) 4.73 4.13 3.60 11/18 155.34
植田/高市会談
11/14(25) 4.74 4.14 3.62 11/17 154.70
11/13(25) 4.70 4.11 3.58 11/14 154.74
11/12(25) 4.67 4.08 3.56 11/13 155.03
11/11(25) Veterans Day 11/12 154.28
11/10(25) 4.71 4.13 3.58 11/11 154.36
11/07(25) 4.70 4.11 3.55 11/10 153.93
11/06(25) 4.69 4.11 3.57 11/07 153.24
11/05(25) 4.74 4.17 3.63 11/06 154.04
11/04(25) 4.67 4.10 3.58 11/05 153.49
11/03(25) 4.69 4.13 3.60 11/04 154.38
10/31(25) 4.67 4.11 3.60 11/03 文化の日
10/30(25) 4.65 4.11 3.61 10/31 154.10
10/29(25) 4.61 4.08 3.59 10/30 152.80
植田総裁記者会見
10/28(25) 4.55 3.99 3.47 10/29 151.60
10/27(25) 4.57 4.01 3.48 10/28 152.57
10/24(25) 4.59 4.02 3.48 10/27 153.00