本日7月9日(木)の「日本経済新聞」3面には「米、イラン原油再び禁輸」、
「商船攻撃に報復、海峡巡り食い違い」「トランプ氏 停戦終わった」との記事があります。
しかし、当社は、プロレス興行は続いていると考えています。
興行が続いていることを前提に分析します。
●プロレスの興行
当社は「米イラン協議」を「プロレス興行」のようなものとお伝えしてきた。
「場外乱闘」や「反則技」があっても、それによって「中止」になることはない。
興行はナンダカンダと長引き、長期化する可能性が高い。
●プロレス興行中の原油相場
6月29日(月)の「日報」で、当面の7月相場のレンジとして、ブレント原油2026年9月限「71.55-79.70ドル」を展望した。
(ⅰ)プロレス興行が続いているとき、2月末に米国とイスラエルが共同でイラン攻撃をおこなったときより前の値段にまで下落することはない。
→ ブレント原油9月限では「70.76-71.55ドル」がサポートになる。
(ⅱ)米イラン双方ともに「終わりの見えない経済的消耗」と「政治的な不確実性」の局面に突入するような事態は避けようとする。
→ このため米国とイランの覚書(MoU)は継続する。
7月相場の継続可能なレンジとして、ブレント原油9月限「71.55-79.70ドル」を想定した。
●7月8日(水)~7月9日(木)
昨日7月8日(水)から「停戦が終わった」との報道がある。
しかし、原油相場の値動きは「継続パターン」です。
当社が想定したレンジにあり、値動きを見るかぎり、プロレス興行は続いていると思います。
米国とイランは、互いに圧力を持続させている。その一方で、米イラン双方ともに「終わりの見えない経済的消耗」と「政治的な不確実性」の局面に突入することは避けようとする。なによりイラン指導部は短期的な資金の獲得に執着している。
当社は、米国とイランの覚書(MoU)は継続していると分析しています。
●プロレス興行の継続、7月中旬~下旬のレンジについて
6月29日(月)の「日報」で、当面の7月相場について
ブレント原油9月限「70.76-71.55ドル」にサポート
ブレント原油9月限「71.55-79.70ドル」レンジ、と想定した。
7月中旬から下旬に向けてもそれを引き継ぎます。
但し、このあとのレンジ予想は少し拡張します。
ブレント原油9月限「71.55-79.70ドル」は狭すぎるので、7月中旬から下旬のレンジは
「71.55-82.25ドル」に拡張します。
ブレント原油9月限の範囲は「71.55-82.25ドル」に拡張します。
国際原油取引の指標、ICEブレント原油先物
ICEブレント原油先物 2026年7月8日(水)
限月 始値 高値 安値 帳入値 終値
前日比
09月限 2026 76.17 80.59 75.44 78.02 79.48 +3.54
10月限 2026 75.93 79.83 75.22 77.57 78.93 +3.21
11月限 2026 75.60 79.01 74.91 77.03 78.31 +2.93
12月限 2026 75.27 78.32 74.62 76.60 77.80 +2.75
01月限 2027 74.88 77.72 74.33 76.20 77.03 +2.34
02月限 2027 74.58 77.14 74.03 75.81 76.66 +2.32
03月限 2027 74.26 79.64 73.67 75.43 76.23 +2.23
●本日7月9日(木)のプラッツドバイ原油について
●おおざっぱな見当
プラッツドバイ原油7月限=ブレント原油 09月限-6.60ドル
プラッツドバイ原油8月限=ブレント原油10月限-4.05ドル
プラッツドバイ原油9月限=ブレント原油11月限-3.15ドル
あくまで、おおざっぱなものです。
価格形成のパターンが、再び、変化しているので、上記の試算は目安です。