11月17日(月)のCBOT大豆先物が暴騰した。
当社はこれまで、大豆に関しては何も言わないようにしてきたが、11月17日(月)のCBOT先物の高騰で「何も言わない」というわけにはいかなくなった。
CBOT大豆先物が10月最終週以降、11月の高騰でかなり水準を切り上げた結果、米国大豆FOBはブラジル大豆FOBにサヤ寄せし、米国大豆の割安感がなくなっている。
CBOT大豆先物の市場人気が「中国による米国大豆買い付け」期待を膨らませるなら、米国大豆をブラジル大豆より割高にする。それは場合によって、中国以外の国々をブラジル産に向かわせることになる。
当社は、事実を確認し、持続可能性の観点からチェックします。
事実は常にわかりやすいというものではない。事実には深さ、複雑さ、多面性がある。
トランプ米大統領は11月14日(金)、大統領専用機エアフォースワン機内で記者団に対し、「中国は大量の大豆を購入するだろう」と述べ、購入は春前に開始される可能性があると付け加えた。Scott Bessent財務長官は11月16日(日)のFOXのインタビューで、中国が合意を履行すると確信していると述べた。「彼らはすでに大豆の購入を開始している」「韓国での会合以来、大豆価格は上昇しており、中国側もこれを尊重するだろう」と述べた。Brooke Rollins米農務長官もFOXビジネスで、中国は「少しずつ購入を開始した」と述べた。
一方、AgResourceによると、中国の輸入業者は米国大豆を「7 to 10 cargoes」購入したとのことで、一部は1月、その他は「6月以降の船積み」と観測している。AgResourceはリポートで「中国による米国大豆の購入は政治目的であり、CBOT大豆先物の高騰が続くなら中国以外の国々はビジネスをブラジルに向かわせる」と指摘した。
国際穀物理事会(IGC)のデータによれば、11月のCBOT大豆先物の高騰で、ブラジルのパラナグア港FOBと米ガルフの米農務省穀物検査規格#2 FOBがサヤ寄せし、すでに米国大豆は割高になっている。
●米国大豆輸出価格とブラジル大豆輸出価格の差
出所:国際穀物理事会(IGC)
国際穀物理事会(IGC)が公表している直近の船積み可能な貨物の参考価格です。
完全な信頼性を保証するものではありませんが、このかん何が起きているか表しています。
「中国による米国大豆買い付け」期待で、米国大豆の輸出価格がブラジル大豆輸出価格と同等以上になった。
IGC Soyabeans Export Prices
単位:米ドル/トン
日付 米国ガルフ穀物検査規格#2 ブラジル パラナグア港 価格差
11月14日 449 448 -1
11月13日 457 456 -1
11月12日 454 454 --
11月11日 451 452 +1
11月10日 454 452 -2
11月07日 448 448 --
11月06日 445 443 -2
11月05日 454 451 -3
11月04日 450 447 -3
11月03日 454 453 -1
10月31日 442 448 +6
10月30日 438 448 +10
10月29日 434 448 +14
10月28日 434 449 +15
10月27日 429 450 +21
10月24日 416 444 +28
10月14日 417 443 +26
10月23日 412 439 +27