カテゴリ:外国為替 > 消費者物価指数

●インフレ再燃懸念
金融市場の関心は、米イラン戦争によって「インフレ再燃懸念」に向かっている。
原油、石油製品の価格上昇による「インフレ再燃リスク」を警戒。
指標にしている「米2年債」利回りが上昇した。

2月 米消費者物価指数(CPI
昨夜の2月米消費者物価指数(CPI)は予想通りであったが・・
(ⅰ)米イラン戦争が始まったことで、それ以前の2月統計は「将来の参考にならない」
(ⅱ)3月の消費者物価指数(CPI)は上昇する。

米国の消費者物価指数(CPI
米労働省労働統計局(BLS)発表
月次        前年同月比  コア指数(エネルギー食品を除く)
03
月(2026
02
月(2026)     2.4%       2.5 上昇
01
月(2026)     2.4%       2.5
12
月(2025)     2.7%       2.6
11
月(2025)     2.7%       2.6
10
月(2025)      --         --
09
月(2025)     3.0%       3.0
08
月(2025)     2.9%       3.1
07
月(2025)     2.7%       3.1
06
月(2025)     2.7%       2.9
05
月(2025)     2.4%       2.8

●米国債の利回りと為替(ドル円)
指標にしている「米2年債」利回りが上昇した。
本日312日(木)「1ドル=159.35158.95158.55円」

米国     米30年債  10年債 2年債   日本
日付     利回り  利回り  利回り    日付  東京仲値

03/1126)  4.86   4.21   3.64   03/12 159.35158.95158.55
03/10
26)  4.78   4.15   3.57   03/11   158.23

03/0926)  4.72   4.12   3.56   03/10   157.73
03/05
26)  4.77   4.15   3.56   03/09   158.71

03/0526)  4.74   4.13   3.57   03/06   157.45
03/04
26)  4.72   4.09   3.54   03/05   156.60
03/03
26)  4.70   4.06   3.51   03/04   157.69
03/02
26)  4.70   4.05   3.47   03/03   157.50
02/27
26)  4.64   3.97   3.38   03/02   156.54 米イラン戦争

02/2626)  4.67   4.02   3.42   02/27   155.81
02/25
26)  4.70   4.05   3.45   02/26   156.16
02/24
26)  4.70   4.04   3.43   02/25   155.83 日銀審議委員後任人事
02/23
26)  4.70   4.03   3.43   02/24   154.86

02/2026)  4.72   4.08   3.48   02/23   天皇誕生日

02/1926)  4.70   4.08   3.47   02/20   155.15
02/18
26)  4.71   4.09   3.47   02/19   154.79

02/1726)  4.68   4.05   3.43   02/18   153.24 高市内閣 2.0
02/16
26)  Washington's Birthday     02/17   153.34
02/13
26)  4.69   4.04   3.40   02/16   153.09 高市/植田会談

02/1226)  4.72   4.09   3.47   02/13   152.95
02/1126)  4.82   4.18   3.52   02/12   153.33
02/10
26)  4.78   4.16   3.45   02/11   建国記念の日
02/09
26)  4.85   4.22   3.48   02/10   156.17
02/06
26)  4.85   4.22   3.50   02/09   156.96
.
                      02/08       衆院投開票
02/05
26)  4.85   4.21   3.47   02/06   156.82
02/04
26)  4.91   4.29   3.57   02/05   156.85
02/03
26)  4.90   4.28   3.57   02/04   156.07
02/02
26)  4.90   4.29   3.57   02/03   155.60
01/30
26)  4.87   4.26   3.52   02/02   155.29

●米政府機関閉鎖、消費者物価指数(CPI)のデータ集計の問題
9
月米消費者物価指数(CPI)は1024日(金)に公表された。
通常なら1015日発表であったが、米政府機関閉鎖の影響で1024日(金)にズレた。
データ集計が不十分であっても、1024日(金)に発表することになった。

消費者物価指数(CPI)は、金融政策や社会政策にとって重要な指標である。社会保障局は2026年生計費調整の算出などに利用し、米FRBは金融政策運営の手掛かりのひとつにする。

消費者物価のデータは月を通して収集される。しかし、米労働省労働統計局(BLS)は予算・人員削減に対応するため、一部地域で部分的にデータ収集を停止している。今回のCPI発表では、データ収集の半分以上が欠落していると言われた。データ収集に制約があったことからCPIの「質」を懸念する声があった。しかし、データ集計が不十分であっても、1024日(金)に発表することになった。

それは来月も継続する可能性がある。ホワイトハウスは、10CPIが来月に発表されない可能性が高いことを把握したと発表。「調査員を現場に派遣できないため、来月にインフレ指標が発表されない可能性が高いことを知った。これは歴史上初めてであり、政策担当者や市場から重要なデータが失われ、経済破綻のリスクがある」とした。

●今回9CPIの特徴
米労働省労働統計局(BLS)は1024日(金)、9月の消費者物価指数(CPI)を発表した。
前年比で3.0%上昇し、前月は2.9%上昇だった。
市場予想を小幅に下回った。
9月は航空運賃や宿泊料金、中古車・トラックなどの値上げペースが鈍化した。

 変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数は前年比は3.0%上昇、前月は3.1%上昇だった。
コアCPIの上昇鈍化は、家賃インフレの鎮静化によるものとみられている。

輸入関税の転嫁は緩やかに推移したが、それでも衣料品の価格は0.7%、家電製品は0.8%、家具・寝具は0.9%上昇した。企業は雇用を削減することで関税全額の価格転嫁を控えているという。多くの企業は関税導入前の在庫と低いマージンでコスト圧力を吸収してきたが、こうしたバッファーは徐々に失われつつある。

高齢者などの在宅介護サービスの費用が上昇した。サービスは移民労働への依存度が高い。高齢者などの在宅介護費用は前月比7.0%上昇、前年比11.6%上昇。ガーデニング・芝生管理サービスは前年比13.9%上昇、自動車修理費用は11.5%上昇した。トランプ政権による移民取り締まりがこれらのサービスの価格上昇につながっているとみられている。

米連邦準備制度理事会(FRB)は1028日(火)-1029日(水)に開催する連邦公開市場委員会(FOMC)で25ベーシスポイントの利下げをおこなうと予想されている。

●米国の消費者物価指数(CPI
米労働省労働統計局(BLS)発表
月次        前年同月比   コア指数(エネルギー食品を除く)

09月(2025)     3.0%       3.0% 上昇
08
月(2025)     2.9%       3.1
07
月(2025)     2.7%       3.1
06
月(2025)     2.7%       2.9
05
月(2025)     2.4%       2.8

04月(2025)     2.3%       2.8
03
月(2025)     2.4%       2.8
02
月(2025)     2.8%       3.1
01
月(2025)     3.0%       3.3
以下、省略

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