●本日529日(金)は1番限最終取引日
GME
オマーン原油7月限マーカープライスの1カ月間の平均値は本日29日(金)夜に計算します。プラッツドバイ原油5月限の1カ月間の平均値は明日30日(土)朝に更新します。

今週の5月最終週は「ややこしい1週間」であった。
5
29日(金) 原油1番限の最終取引日[納会]
5
27日(水) シンガポール休日(
Hari Raya Haji
5
25日(月) 
米国「Memorial Day」で休日、英国「Spring Bank Holiday」で休日

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原油相場と言えば、市場人気は「ブレント原油」や「WTI」に集中する。しかし、今週の原油相場は「ブレント原油」や「ニューヨークWTI」よりも、中東原油が極端な値動きになった。
昨日28日(木)の「日報」は「中東原油がディスカウント幅を拡大」とお伝えした。

当社は、中東原油のディスカウントの拡大は「不均衡」と感じています。
現在の月替わりの相場で調べます。

【1】アジア査定時間の「ブレンド原油とオマーン原油」の価格差
(ⅰ)アジア査定時間 東京時間午後530分(GMT 08:30
(ⅱ)ICEブレント原油とGMEオマーン原油マーカープライスの価格差
(ⅲ)ガルフ・マーカンタイル取引所(GME)のオマーン原油先物は、いつものことながら
「月末納会」前はややこしくなる。今回の月末相場は通常の基準を逸脱した「極端なもの」になっています。

528日(木)   7月限   8月限   9月限   10月限   11月限   12月限
ブレント原油    96.76   94.64   92.17   89.81   87.79   86.04
オマーン原油   103.49   85.49   83.24   81.10   79.27   77.68
価格差       +6.73   -9.15   -8.93   -8.71   -8.72   -8.36

527日(水)   7月限   8月限   9月限   10月限   11月限   12月限
ブレント原油    96.69   93.77   90.96   88.35   86.25   84.50
オマーン原油    92.39   87.03   84.67   81.88   79.55   77.58
価格差       -4.30   -6.74   -6.29   -6.47   -6.70   -6.72

526日(火)   7月限   8月限   9月限   10月限   11月限   12月限
ブレント原油    99.32   96.34   93.40   90.57   88.32   86.39
オマーン原油    95.57   90.83   87.94   85.32   82.58   80.31
価格差       -3.75   -5.51   -5.46   -5.25   -5.74   -6.08

522日(金)   7月限   8月限   9月限   10月限   11月限   12月限
ブレント原油   105.46  101.93   98.14   94.72   91.81   89.50
オマーン原油   103.60  100.52   97.44   94.72   92.03   89.80
価格差       -1.86   -1.41   -0.70    --    +0.22   +0.30

(1)GMEオマーン原油20267月限
GME
オマーン原油7月限は528日(木)、「ディスカウント」から「プレミアム」に急伸した。GMEオマーン原油7月限納会前に秩序がない。

日付      ICEブレント原油7月限 GMEオマーン原油7月限   価格差
529日(金)
5
28日(木)     96.76ドル     103.49ドル     +6.73ドル
5
27日(水)     96.69ドル     92.39ドル     4.30ドル
5
26日(火)     99.32ドル     95.57ドル     3.75ドル
5
25日(月)     99.40ドル     95.56ドル     3.84ドル

522日(金)     105.46ドル     103.60ドル     1.85ドル

(2)GMEオマーン原油2番限20268月限
GME
オマーン原油2番限8月限は、ブレント原油との価格差が「-9ドル」に拡大した。
オマーン原油が「ずぶずぶの荷余り」になっているかのような価格形成です。
オマーン原油8月限の「-9ドルを超すディスカウント」は、将来にわたって持続するものではないと思います。

日付      ICEブレント原油8月限 GMEオマーン原油8月限   価格差
529日(金)
5
28日(木)     94.64ドル     85.49ドル     9.15ドル
5
27日(水)     93.77ドル     87.03ドル     6.74ドル
5
26日(火)     96.34ドル     90.83ドル     5.51ドル
5
22日(金)     101.93ドル     100.52ドル     1.41ドル

(3)GMEオマーン原油3番限20269月限
GME
オマーン原油3番限9月限も、ブレント原油との価格差が「-8ドル以上」に拡大した。
オマーン原油9月限の「-8ドル以上のディスカウント」も、将来に続く価格差ではない。

日付      ICEブレント原油9月限 GMEオマーン原油9月限   価格差
529日(金)
5
28日(木)     92.17ドル     83.24ドル     8.93ドル
5
27日(水)     90.96ドル     84.67ドル     6.29ドル
5
26日(火)     93.40ドル     87.94ドル     5.46ドル
5
22日(金)     98.14ドル     97.44ドル     0.70ドル

「ブレント/オマーン」の価格差は、-2ドルや-3ドルなら局面によって理解できるが、「-9ドルを超す価格差」あるいは「-8ドル以上の価格差」はとても持続するものではない。オマーン原油に「販売不振」「荷余り」というニュースもない。

【2】プラッツドバイ原油
プラッツドバイ原油も同じです。

(ⅰ)ブレント原油とドバイ原油の価格差も「かつてないディスカウント」に拡大している。
(ⅱ)プラッツドバイ原油2番限6月限は、ブレント原油2番限20268月限に対して「-6ドル」、あるいは「-5ドル以上」という大幅なディスカウントです。
(ⅲ)「市場間の不均衡」は持続しないと思います。

528日(木)のプラッツドバイ原油(CMEのデータ)
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     ICEブレント原油    プラッツドバイ原油         価格差
07
月限    93.71ドル     05月限月間平均値 102.545ドル
08
月限    92.70ドル     06月限   87.628ドル     -5.072ドル
09
月限    90.82ドル     07月限   85.639ドル     -5.181ドル
10
月限    88.96ドル     08月限   84.160ドル     -4.800ドル
11
月限    87.31ドル     09月限   83.248ドル     -4.062ドル
12
月限    85.81ドル     10月限   82.459ドル     -3.351ドル

527日(水)のプラッツドバイ原油(CMEのデータ)
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     ICEブレント原油    プラッツドバイ原油         価格差
07
月限    94.29ドル     05月限月間平均値 102.123ドル
08
月限    92.25ドル     06月限   86.198ドル     -6.052ドル
09
月限    90.00ドル     07月限   84.362ドル     -5.638ドル
10
月限    87.86ドル     08月限   82.868ドル     -4.992ドル
11
月限    86.03ドル     09月限   81.880ドル     -4.150ドル
12
月限    84.44ドル     10月限   81.049ドル     -3.391ドル

【3】オマーン原油およびドバイ原油の5月査定価格
中東原油のアジア向け輸出価格は「ドバイ原油およびオマーン原油の1カ月間の平均値」に「各油種ごとの調整項」を加減して決まる。

アジア向け中東原油の価格フォーミュラの構成要素
(ⅰ)マーカー原油のスポット価格(査定機関)の1カ月間の平均値
(ⅱ)中東産油国が独自に決める油種ごとの調整項

(ⅰ)マーカー原油のスポット価格(査定機関)の1カ月間の平均値
①「GMEオマーン原油マーカープライス」の51カ月間の平均値は、4月査定価格を下回る。
②「プラッツドバイ原油」の51カ月間の平均値も、4月査定価格を下回る。
③中東原油5月査定価格の下落は、中東原油のディスカウント幅の拡大を反映している。

(ⅱ)中東産油国が独自に決める油種ごとの調整項
中東原油の5月積み「調整項」は「46日の通知」で前月比+17ドル高に引き上げられています。

5月査定価格は「530日(土)」、当社ウェブサイトで更新します。

【4】今後の6月、7月相場について
今週の中東原油の大幅なディスカウントが6月価格の基準になるのか、ここが焦点だろうと思います。

当社は、ブレント原油とアジア市場のマーカー原油の価格差「-4ドル以上」や「-5ドル以上」が持続するとは考えにくい。

今週の中東原油のスポット価格は「月末の1番限最終取引日」前の要素もある。
このあとの月替わりで、6月の秩序とパターンを見出したいと思います。