昨日5月25日(月)の「日報」(石油)は、今回の下落について、前回「55日(火)~58日(金)」安値と比較した。要旨は昨日と同じです。
為替も1㌦=159.15158.95158.75円」を予想します。

【比較】前回の安値
.            56日安値  57日安値
ICE
ブレント07月限     96.75     96.03
ICE
ブレント08月限     92.93     92.29
ICE
ブレント09月限     89.36     89.08
ICE
ブレント10月限     86.38     86.30
ICE
ブレント11月限     83.90     84.02
ICE
ブレント12月限     81.85     82.11

オマーン原油及びドバイ原油は57日(木)「96ドル台」に下げた。

●トランプの傾向と「相場のパターン」

トランプ大統領は、原油相場が上振れると「イランに対して勝利した」「協議が進展した」「合意は近い」と繰り返す傾向がある。

前回429日(水)から55日(火)に原油相場が上振れたとき、トランプ大統領は55日(火)、ホルムズ海峡における船舶通航支援作戦「プロジェクト・フリーダム」を停止すると自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に投稿した。トランプ大統領は、イランに対して「大きな軍事的成功」を収めたと宣言し、イランとの間で「完全かつ最終的な合意に向けた大きな進展」があったと説明した。

55日(火)のトランプの「つぶやき」
ホルムズ海峡における船舶通航支援作戦「プロジェクト・フリーダム」を停止する。
イランとの間で「完全かつ最終的な合意に向けた大きな進展があった。」

55日(火)のブレント原油先物の下落
ICEブレント原油202607月限  114.44ドル → 109.60ドル
ICE
ブレント原油202608月限  107.91ドル → 104.24ドル
ICE
ブレント原油202609月限  102.57ドル →  99.39ドル

56日(水)           高値       安値
ICEブレント原油202607月限  109.02ドル    96.75ドル
ICE
ブレント原油202608月限  104.14ドル    92.93ドル
ICE
ブレント原油202609月限   99.57ドル    89.36ドル
ICE
ブレント原油202610月限   95.74ドル    86.38ドル
ICE
ブレント原油202611月限   92.71ドル    83.90ドル
ICE
ブレント原油202612月限   90.20ドル    81.85ドル

57日(木)           高値       安値
ICEブレント原油202607月限  103.88ドル    96.03ドル
ICE
ブレント原油202608月限   99.64ドル    92.29ドル
ICE
ブレント原油202609月限   95.84ドル    89.08ドル
ICE
ブレント原油202610月限   92.40ドル    86.30ドル
ICE
ブレント原油202611月限   89.58ドル    84.02ドル
ICE
ブレント原油202612月限   87.28ドル    82.11ドル

今回523日(土)のニュース
今回も基本的な要素は同じです。相場が上振れたあと「合意」進展のニュースが流れた。

518日(月)~522日(金)の高値
.                5/18  5/19  5/20  5/21  5/22
ICE
ブレント原油202607月限  112.72 111.79 111.49 109.30 106.36
ICE
ブレント原油202608月限  108.04 107.22 106.92 105.28 102.77
ICE
ブレント原油202609月限  103.26 102.65 102.24 101.00  98.88
ICE
ブレント原油202610月限   99.12  98.66  98.12  97.14  95.33
ICE
ブレント原油202611月限   95.82  95.43  94.76  93.99  92.44
ICE
ブレント原油202612月限   93.09  92.77  92.03  91.39  90.09


米ニュースサイトのアクシオスは523日(土)、米政府高官の話として、米国とイ​ランが60日間の停戦延長を含む合意に近づ‌いていると報じた。

(ⅰ)この60日間の期間中、ホルムズ海峡​は通行料なしで開放される。
(ⅱ)イランは海峡に設置し​た機雷の除去に合意する。
(ⅲ)その見返りとして、米国はイランの港湾に対する封鎖を解除する。
(ⅳ)米国はイランが石油を自由​に販売できるよう一部制裁の適用除外措置を発令​する。
(ⅴ)合意案にはまた、イランがは核兵
器を追求しないと確約する。
(ⅵ)イランはウラン濃縮計画の停止と高濃縮ウラン備蓄の撤去を巡って交渉する。

見たところ、これまでと何も変わっていない。
イランは「通行料」は徴収しない。
しかし、「保険料」あるいは「ホルムズ海峡の環境保全協力金」、または「曳船料」として徴収する可能性がある。ホルムズ海峡は「戦争前には戻らない」と考えます。

そして、「ホルムズ海峡」の問題は、パレスチナの「ガザ停戦」と同じです。
米国とイスラエルがイランに戦争を仕掛けたのは「イランの体制崩壊(転換)」が目的です。
したがって、イランがこのあと、仮にホルムズ海峡​を開放しても、米国とイスラエルによるイラン港湾に対する封鎖は「イランの体制崩壊」まで「理由をつけて」継続すると思います。

普通に、常識的に考えれば、イランはホルムズ海峡を手放すと、そのあとがない。
イランが「ホルムズ海峡​の開放」の「合意」に乗り出すとは考えにくい。

今回も55日(水)と同様に、トランプ大統領による「原油相場」の下押しの可能性が高い。
前回の55日(水)~58日(金)と同じことを繰り返しているのなら、567日安値を見当にします。

.            56日安値  57日安値
ICE
ブレント07月限     96.75     96.03
ICE
ブレント08月限     92.93     92.29
ICE
ブレント09月限     89.36     89.08
ICE
ブレント10月限     86.38     86.30
ICE
ブレント11月限     83.90     84.02
ICE
ブレント12月限     81.85     82.11

今回も前回(55日~58日)と同じことを繰り返しているのならこのあたりが見当です。

石油市場の「市場テーマ」は「サプライチェーンの再設計とその強靭化」に移行している。戦争前には戻らない。当社では、5月相場は「巡航速度の継続パターン」とお伝えしています。
526日(火)の為替も1㌦=159.15158.95158.75円」、昨日と同じところを目安にします。