昨日5月25日(月)の「日報」(石油)は、今回の下落について、前回「5月5日(火)~5月8日(金)」安値と比較した。要旨は昨日と同じです。
為替も「1㌦=159.15-158.95-158.75円」を予想します。
【比較】前回の安値
. 5月6日安値 5月7日安値
ICEブレント07月限 96.75 96.03
ICEブレント08月限 92.93 92.29
ICEブレント09月限 89.36 89.08
ICEブレント10月限 86.38 86.30
ICEブレント11月限 83.90 84.02
ICEブレント12月限 81.85 82.11
オマーン原油及びドバイ原油は5月7日(木)「96ドル台」に下げた。
●トランプの傾向と「相場のパターン」
トランプ大統領は、原油相場が上振れると「イランに対して勝利した」「協議が進展した」「合意は近い」と繰り返す傾向がある。
前回4月29日(水)から5月5日(火)に原油相場が上振れたとき、トランプ大統領は5月5日(火)、ホルムズ海峡における船舶通航支援作戦「プロジェクト・フリーダム」を停止すると自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に投稿した。トランプ大統領は、イランに対して「大きな軍事的成功」を収めたと宣言し、イランとの間で「完全かつ最終的な合意に向けた大きな進展」があったと説明した。
5月5日(火)のトランプの「つぶやき」
ホルムズ海峡における船舶通航支援作戦「プロジェクト・フリーダム」を停止する。
イランとの間で「完全かつ最終的な合意に向けた大きな進展があった。」
5月5日(火)のブレント原油先物の下落
ICEブレント原油2026年07月限 114.44ドル → 109.60ドル
ICEブレント原油2026年08月限 107.91ドル → 104.24ドル
ICEブレント原油2026年09月限 102.57ドル → 99.39ドル
5月6日(水) 高値 安値
ICEブレント原油2026年07月限 109.02ドル 96.75ドル
ICEブレント原油2026年08月限 104.14ドル 92.93ドル
ICEブレント原油2026年09月限 99.57ドル 89.36ドル
ICEブレント原油2026年10月限 95.74ドル 86.38ドル
ICEブレント原油2026年11月限 92.71ドル 83.90ドル
ICEブレント原油2026年12月限 90.20ドル 81.85ドル
5月7日(木) 高値 安値
ICEブレント原油2026年07月限 103.88ドル 96.03ドル
ICEブレント原油2026年08月限 99.64ドル 92.29ドル
ICEブレント原油2026年09月限 95.84ドル 89.08ドル
ICEブレント原油2026年10月限 92.40ドル 86.30ドル
ICEブレント原油2026年11月限 89.58ドル 84.02ドル
ICEブレント原油2026年12月限 87.28ドル 82.11ドル
今回5月23日(土)のニュース
今回も基本的な要素は同じです。相場が上振れたあと「合意」進展のニュースが流れた。
5月18日(月)~5月22日(金)の高値
. 5/18 5/19 5/20 5/21 5/22
ICEブレント原油2026年07月限 112.72 111.79 111.49 109.30 106.36
ICEブレント原油2026年08月限 108.04 107.22 106.92 105.28 102.77
ICEブレント原油2026年09月限 103.26 102.65 102.24 101.00 98.88
ICEブレント原油2026年10月限 99.12 98.66 98.12 97.14 95.33
ICEブレント原油2026年11月限 95.82 95.43 94.76 93.99 92.44
ICEブレント原油2026年12月限 93.09 92.77 92.03 91.39 90.09
米ニュースサイトのアクシオスは5月23日(土)、米政府高官の話として、米国とイランが60日間の停戦延長を含む合意に近づいていると報じた。
(ⅰ)この60日間の期間中、ホルムズ海峡は通行料なしで開放される。
(ⅱ)イランは海峡に設置した機雷の除去に合意する。
(ⅲ)その見返りとして、米国はイランの港湾に対する封鎖を解除する。
(ⅳ)米国はイランが石油を自由に販売できるよう一部制裁の適用除外措置を発令する。
(ⅴ)合意案にはまた、イランがは核兵器を追求しないと確約する。
(ⅵ)イランはウラン濃縮計画の停止と高濃縮ウラン備蓄の撤去を巡って交渉する。
見たところ、これまでと何も変わっていない。
イランは「通行料」は徴収しない。
しかし、「保険料」あるいは「ホルムズ海峡の環境保全協力金」、または「曳船料」として徴収する可能性がある。ホルムズ海峡は「戦争前には戻らない」と考えます。
そして、「ホルムズ海峡」の問題は、パレスチナの「ガザ停戦」と同じです。
米国とイスラエルがイランに戦争を仕掛けたのは「イランの体制崩壊(転換)」が目的です。
したがって、イランがこのあと、仮にホルムズ海峡を開放しても、米国とイスラエルによるイラン港湾に対する封鎖は「イランの体制崩壊」まで「理由をつけて」継続すると思います。
普通に、常識的に考えれば、イランはホルムズ海峡を手放すと、そのあとがない。
イランが「ホルムズ海峡の開放」の「合意」に乗り出すとは考えにくい。
今回も5月5日(水)と同様に、トランプ大統領による「原油相場」の下押しの可能性が高い。
前回の5月5日(水)~5月8日(金)と同じことを繰り返しているのなら、5月6-7日安値を見当にします。
. 5月6日安値 5月7日安値
ICEブレント07月限 96.75 96.03
ICEブレント08月限 92.93 92.29
ICEブレント09月限 89.36 89.08
ICEブレント10月限 86.38 86.30
ICEブレント11月限 83.90 84.02
ICEブレント12月限 81.85 82.11
今回も前回(5月5日~5月8日)と同じことを繰り返しているのならこのあたりが見当です。
石油市場の「市場テーマ」は「サプライチェーンの再設計とその強靭化」に移行している。戦争前には戻らない。当社では、5月相場は「巡航速度の継続パターン」とお伝えしています。
5月26日(火)の為替も「1㌦=159.15-158.95-158.75円」、昨日と同じところを目安にします。
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