42728日開催の日本銀行政策委員会・金融政策決定会合
当面の金融政策運営について
無担保コールレート(オーバーナイト物)を、0.75%程度で推移するよう促す

賛成 6
植田和男  (総裁)
氷見野良三(副総裁)
内田眞一  (副総裁)*電話会議により出席
小枝淳子  (審議委員)
増 一行  (審議委員)
浅田統一郎(審議委員)

反対 3
無担保コールレート(オーバーナイト物)を1.0%程度で推移するよう促すとする議案を提出
中川順子(審議委員)
 中東情勢の不透明感はあるが、経済情勢を踏まえると、緩和的な金融環境の下で物価の上振れリスクが高い

高田 創 (審議委員)
「物価安定の目標」は概ね達成されており、海外発の物価上昇の波及から国内物価の上振れリスクが既に高まっている

田村直樹(審議委員) 物価上振れリスクが大きく拡大する中、中立金利に少しでも近づける

●片山さつき財務相は「根拠のない思い込み」
1)彼女の意に沿わない市場の動きは「投機的」と対決姿勢
2)「介入によって市場をコントロールできる」という根拠のない思い込み

片山さつき財務相は423日(木)、東京都内で開催されたブルームバーグのイベントで登壇し、過去の為替介入は効果があったとし、再びあらゆる措置を取ると語った。片山財務相は為替市場について「円安をもたらしている投機的な動きに対して警戒を続けている」と言う。介入に関して「われわれにフリーハンドがある」と述べ、あらゆる可能性が想定される中でも、強い姿勢を貫いていくと表明した。片山さつきはこの日、日米両国の当局者が「昼夜を問わず24時間、緊密に連絡を取り合っている」と話し、断固としたあらゆる措置を取り得ると述べた。さらに各国の財務・中央銀行当局者が中東情勢を慎重に見守っているとも述べて、「原油先物市場で投機的な動きが広がっている」点にも言及した。

たしかに日本では、為替市場介入の権限は財務省に属している。介入の是非や相場水準に関する判断は財務大臣の責任において行われる。しかし、片山さつきの「為替も投機、原油も投機、介入によって市場をコントロールできる」という思い込みはちょっとヤバイ。

●当社の立場と意見
物価の安定が最終的に日本経済の持続的な成長に貢献することを意識しながら金融政策を運営しなければならない。追い詰められたあげくに、そのリアクションで引き締めに動くことになると、経済に大きなショックをあたえる。

●日本銀行は、円安によるインフレ・リスクを安定させるために利上げに動く必要がある。日銀がなにもしなければ、6月に向けて「基調物価の上ぶれリスク」が昂進し、長期金利に上昇圧力がかかり、円安にも歯止めがかからなくなるおそれがあります。

●高市政府は、日本国債と日本円を安定させる方向に転換する必要がある。「為替も投機、原油も投機、介入によって市場をコントロールできる」では困ります。情勢の変化に柔軟に適応することを期待します。

●当社としては、先入観をいだかず、できるかぎり柔軟な予想を追求します。

●米国債の利回りと為替(ドル円)
4
30日(木)「1㌦=160.45160.20159.95円」

わが国は5月連休です。予断を持たず、柔軟に臨みます。

米国     米30年債  10年債 2年債   日本
日付     利回り  利回り  利回り    日付   東京仲値

04/2926)  4.98   4.42   3.92   04/30 160.45160.20159.95
04/28
26)  4.94   4.36   3.84   04/29   昭和の日
04/27
26)  4.94   4.35   3.78   04/28   159.54
04/24
26)  4.91   4.31   3.78   04/27   159.56

04/2326)  4.92   4.34   3.83   04/24   159.84
04/22
26)  4.90   4.30   3.79   04/23   159.37
04/21
26)  4.89   4.30   3.78   04/22   159.21
04/20
26)  4.88   4.26   3.72   04/21   159.01
04/17
26)  4.88   4.26   3.71   04/20   159.01

04/1626)  4.93   4.32   3.78   04/17   159.42
04/15
26)  4.89   4.29   3.76   04/16   158.82
04/14
26)  4.87   4.26   3.76   04/15   158.91
04/13
26)  4.90   4.30   3.78   04/14   159.23
04/10
26)  4.91   4.31   3.81   04/13   159.88

04/0926)  4.90   4.29   3.78   04/10   159.30
04/08
26)  4.89   4.29   3.79   04/09   158.92
04/07
26)  4.90   4.33   3.81   04/08   158.65
04/06
26)  4.89   4.34   3.84   04/07   159.85
04/03
26)  4.91   4.35   3.84   04/06   159.77

04/0226)  4.88   4.31   3.79   04/03   159.70
04/01
26)  4.91   4.33   3.81   04/02   158.72
03/31
26)  4.88   4.30   3.79   04/01   158.87
03/30
26)  4.91   4.35   3.82   03/31   159.88
03/27
26)  4.98   4.44   3.88   03/30   159.99