●中東原油の「安定供給」が焦点、そのサポート水準
324日(火)の「日報」で、中東原油の「安定供給」を焦点になっているとき「39日」がサポートの基準になるとお伝えした。

202639日のサポート
限月              当社が想定したレンジ
ICE
ブレント202605月限     99.75 ― 98.96ドル

ICEブレント202606月限     93.18 - 93.72ドル
ICEブレント202607月限     88.19 - 88.95ドル
ICEブレント202608月限     84.01 - 85.23ドル
ICEブレント202609月限     79.00 - 82.40ドル
ICEブレント202610月限     78.05 - 80.15ドル

●今朝のICEブレント原油先物
ブレントは原油は、予想通り、「39日」の当社想定レンジがサポートとして働いた。

ICEブレント原油先物 2026326日(木)
限月       始値   高値   安値  帳入値  終値
05
月限 2026  102.93
06
月限 2026  97.93
07
月限 2026  93.26
08
月限 2026  89.77
09
月限 2026  87.16
10
月限 2026  85.02
11
月限 2026  83.57
12
月限 2026  82.31

ICEブレント原油先物 2026325日(水)
限月      始値   高値   安値  帳入値  終値   前日比
05月限 2026  100.32  103.37  97.15  102.22  103.20  +3.21
06月限 2026  96.60  98.42  93.45  97.26  98.06  +2.10
07月限 2026  92.41  94.00  89.44  92.93   93.51  +1.97
08月限 2026  88.75  90.38  86.10  89.39  90.02  +2.18
09月限 2026  86.18  87.81  83.89  86.92  87.45  +2.10
10月限 2026  84.25  85.77  82.13  84.98  85.42  +0.95
11月限 2026  82.81  84.21  80.83  83.50  83.87  +2.13
12月限 2026  81.67  82.97  79.73  82.29  82.21  +1.28

但し、アジア向け中東原油を考えるとき、それだけでは役に立たない。
3
25日(水)から331日(火)に至る一週間は、ややこしいところでもあるので、本日26日(木)はこの「ややこしい要素」について説明します。

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●来週の「月末納会」と「月替わり」を控えて、ややこしくしている要素
すでに今週3月第3週の相場で、ICEブレント原油の取引の指標、取組高と出来高の中心が2番限に移行している。ここから331日にかけて、1番限よりも2番限が重要です。月末の最終取引日(納会落ち)を控えた1番限よりも、このあと、4月相場で指標となる2番限(20266月限)の価格形成を見なければならない。

(ⅰ)ブレント期近5月限は、来週331日(火)が最終取引日(納会)です。
(ⅱ)ブレント原油の商いの中心は、すでに期近5月限から2番限6月限に移行しています。
(ⅲ)今後の「月替わり」の相場を代表するのはブレント原油2番限20266月限です。

ガルフ・マーカンタイル取引所(GME)オマーン原油も331日(火)が5月限納会です。
TOCOM
プラッツドバイ原油も331日(火)に「3月限最終決済価格」、4月限が1番限に回る。

GMEオマーン原油先物
ガルフ・マーカンタイル取引所(GME)のオマーン原油先物はその典型です。

GMEオマーン原油は、いつも月末の納会前にややこしい動きを繰り返している。
納会前の45日、急に価格形成のパターンが変わる。
今週もGMEオマーン原油の価格形成が急に変化し、2番限からブレント原油に対して「ディスカウント」に下げた。
GMEオマーン原油で凄まじいことが起きています。

ICEブレント原油とGMEオマーン原油マーカープライスの価格差
325日(水)     5月限    6月限    7月限    8月限
ブレント原油     98.26    94.68    90.95    87.63
オマーン原油     109.55    87.05    82.42    78.38
価格差        +11.29    -7.63    -8.53    -9.23

324日(火)     5月限    6月限    7月限    8月限
ブレント原油     101.89    98.33    94.09    90.42
オマーン原油     139.64   114.39   110.15   106.43
価格差        +37.75   +16.06   +13.06   +16.01

323日(月)     5月限    6月限    7月限    8月限
ブレント原油     114.08   109.47   103.89    99.06
オマーン原油     160.20   141.47   136.39   130.43
価格差        +46.12   +32.00   +32.50   +31.37

●ブレント原油とドバイ原油の価格差
ICE
ブレント原油とプラッツドバイ原油の価格差についても、変化する可能性が高い。
月末と月替わりに向けて、中東原油の価格形成にあたらしい秩序とパターンが形成される可能性があります。

①現状の「ブレント/ドバイ」の価格差を前提にしない。
②ここ45営業日は「価格差も変化する」と想定し、先入観を持たずに臨みます。
③月末の最終取引日と月替わりに伴う変化は、理路整然と理屈をつけるのがむずかしい。

今週のGMEオマーン原油は、上に記したように、激しく変化している。
ここでは、変化を見逃さないようにすることが重要です。

(1)324日(火)の「日報」で「ICEブレント39日」をサポートの基準とお伝えした。
この考えは維持し、検証しながら臨みます。
(2)同時に、「月末納会」と「月替わり」の変化を見逃さないようにします。
「月末納会」と「月替わり」は価格形成の秩序とパターンが変わるときがあります。
「月末納会」と「月替わり」は、延長ではなく、パターンの変化をともなうことがある。
(3)現在の原油相場は中東原油の「安定供給」がテーマ。その一方で「月末納会」と「月替わり」は、中東原油の価格形成のパターンが変化する可能性があるので注意して臨みます。