130日(金)は、原油1番限が「最終取引日」(納会)です。

(ⅰ)ブレント原油の価格形成にハッキリとした秩序のようなものはない。
(ⅱ)昨年12月から本年1月は「アジア査定時間」に安値をつける。
(ⅲ)それを通して、「ブレント/ドバイ」の期近の価格差は再び拡大している。

ICEブレント原油20263月限が「+4ドル」上昇しても、プラッツドバイ原油期近 1番限、2番限が「+4ドル」高くなっているわけではない。シンガポール時間午後430分、東京時間午後530分の査定時間に「安値」をつけて、「ブレント/ドバイ」期近の価格差が拡大している。

【重要】2026127日(火)の原油相場
国際指標である「ICEブレント原油先物」が牽引役となって相場水準を引き上げています。
しかし、東京時間午後530分の「アジア査定時間」に安値をつける相場が毎日続いているので、全体観のトレンドを見出すのは複雑で不透明です。

2026年127日(火)
 限月         午前10時 始値   午後530   今朝8時終値
ブレント原油3月限    65.75   →  65.09   →   67.70 
ブレント原油4月限    64.95   →  64.30   →   66.76
ブレント原油5月限    64.49   →  63.83   →   66.10
ブレント原油6月限    64.23   →  63.61   →   65.71
ブレント原油7月限    64.04   →  63.41   →   65.39
ブレント原油8月限    63.88   →  63.28   →   65.14
ブレント原油9月限    63.64   →  63.15   →   64.93

「ブレント/ドバイ」の価格差が再び拡大している。1番限で「-2ドル以上」、2番限で「-1ドル以上」です。TOCOMプラッツドバイ原油について、下記の価格差で試算します。

127日(火)を価格差を目安にした試算
プラッツドバイ原油01月限 =「ICEブレント原油3月限 2.20ドル
プラッツドバイ原油02月限 =「ICEブレント原油4月限 1.31ドル
プラッツドバイ原油03月限 =「ICEブレント原油5月限 0.94ドル
プラッツドバイ原油04月限 =「ICEブレント原油6月限 0.84ドル

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●ブレント原油と「アジア向け中東原油」の価格差
オマーン原油やドバイ原油の1番限は、ブレント原油に対して「ディスカウント」を拡大している。このため「中東原油1番限の一カ月間の平均値」は、さほど高くなっていない。プラッツドバイ原油1月限の平均値は127日時点 61.859ドル」です。

オマーン原油(ガルフ・マーカンタイル取引所のマーカー・プライス)
※シンガポール時間午後430分時点のICEブレント原油とGMEオマーン原油の比較です。

127日(火)     3月限  4月限   5月限  6月限   7月限
オマーン原油     62.85  63.07   62.61  62.34   62.15
ブレント原油     65.09  64.30   63.83  63.61   63.41
価格差        -2.24  -1.23   -1.22  -1.27   -1.26

126日(月)     3月限  4月限   5月限  6月限   7月限
オマーン原油     63.55  64.11   63.71  63.39   63.24
ブレント原油     65.67  64.89   64.45  64.19   63.97
価格差        -2.12  -0.78   -0.74  -0.80   -0.73

プラッツドバイ原油(プラッツ社の査定価格)
CMEの「帳入値」で比較します。ドバイ原油1番限は「1カ月間の平均値」です。

127日(火)     1月限   2月限    3月限   4月限
ドバイ原油      61.859  65.279   65.113  64.949
ブレント原油     67.57   66.59    65.96   65.55
価格差                  -1.311   -0.847  -0.601

126日(月)     1月限   2月限    3月限   4月限
ドバイ原油      61.583  63.518   63.441  63.379
ブレント原油     65.59   64.77    64.31   64.04
価格差                  -1.252   -0.869  -0.661

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●本日128日(水)のプラッツドバイ原油の試算
(ⅰ)アジア向け中東原油は、シンガポール時間午後430分、東京時間午後530分に「売り」圧力をあびる。
ブレント原油と「中東原油」の1番限、2番限の価格差が再び拡大することになった。ICEブレント原油もこの時間帯に売りを被っています。

(ⅱ)しかしながら「アジア査定時間の売り」によって「原油相場が崩れる」わけではない。
国際指標である「ICEブレント原油先物」はプレミアムを拡大させて 相場水準を引き上げる役割を果たしている。ブレント原油先物の価格形成にハッキリとした秩序はないが、ブレント原油期近のプレミアムが相場を牽引しています。

(ⅲ)ドバイ原油、オマーン原油は、1番限、2番限に売り圧力を受けているので、ややこしくなります。

128日(水)は下記の価格で試算します。
午前10時や11時の相場が、午後530分の査定時間の価格になるわけではない。
東京時間午後530分の「アジア査定時間」は安値をつけていることが多い。

ブレント原油3限  67.86 ドル
ブレント原油4限  66.86 ドル
ブレント原油5限  66.23 ドル
ブレント原油6限  65.81 ドル

本日128日(水)のプラッツドバイ原油の試算
TOCOMプラッツドバイ原油について、前日の価格差を目安に試算します。
プラッツドバイ原油01月限 =「ICEブレント原油3月限 2.20ドル
プラッツドバイ原油02月限 =「ICEブレント原油4月限 1.31ドル
プラッツドバイ原油03月限 =「ICEブレント原油5月限 0.94ドル
プラッツドバイ原油04月限 =「ICEブレント原油6月限 0.84ドル

プラッツドバイ原油01月限 =67.86 2.20ドル」=65.66ドル
プラッツドバイ原油02月限 =66.86 1.31ドル」=65.55ドル
プラッツドバイ原油03月限 =66.23 0.94ドル」=65.29ドル
プラッツドバイ原油04月限 =65.81 0.84ドル」=64.97ドル

本日128日(水)の為替「152.80152.25151.70」あたり。
1ドル=152.70円」で換算
プラッツドバイ原油01月限 =65.66ドル 63,060
プラッツドバイ原油02月限 =65.55ドル 62,950円  +1,700円高
プラッツドバイ原油03月限 =65.29ドル 62,700円  +1,800円高
プラッツドバイ原油04月限 =64.97ドル 62,400円  +1,390円高

ドバイ原油、オマーン原油は、1番限、2番限に売り圧力を受けている。東京時間午後530分の「アジア査定時間」に安値をつけていることが多い。現在の時点では、おおざっぱな試算です。