当たり前のことで 言うまでもないことですが、石油市場には季節的要素がある。

【1】季節的要素=北半球の冬季需要、感謝祭~クリスマス、年末年始

(1)11月から12月、原油処理量が増加し稼働率が上昇します。
毎年、繰り返していることです。それに合わせて、製油所はメンテナンスをおこなっています。

(2)国際的に、本年の精製マージンは記録的に高い
本年は精製マージンは、前年と比較して格段に好転しています。
国際的に精製マージンが堅調なとき、原油相場が一方的に下げるとは考えにくい。

(3)中東-東アジアの大型タンカー(VLCC)の運賃指標が高い
「中東―中国」のワールドスケール(WS
11/24
11/28週平均値
11/17
11/21週平均値    130.00
11/10
11/14週平均値    114.59
11/03
11/07週平均値    111.43
10/27
10/31週平均値    114.37
10/20
10/24週平均値    89.61
10/13
10/17週平均値    94.92
10/06
10/10週平均値    76.48
09/29
10/03週平均値    86.81
09/22
09/26週平均値    100.80
09/15
09/19週平均値    103.69
09/08
09/12週平均値    81.53
09/01
09/05週平均値    66.87

【2】昨夜の米国石油統計
米国製油所の原油処理量は想定通りに増加。稼働率92.3%に上昇。
米国の原油需要が増加しているので、石油会社の原油輸入も増加します。
原油輸入が増えて、原油輸出が減少するとき、局面的に在庫が増える結果になるときがある。

米国の週間原油需給
Source: U.S. Energy Information Administration
単位:日量 バレル
期間  米国原油生産 原油処理量 稼働率  原油輸入  原油輸出   米国原油在庫
11/22-11/28
11/15-11/21  1381
万  16443千 92.3  6436千  3598千  426929
11/08-11/14  1383
万  16232千 90.0  5950千  4158千  424155
11/01-11/07  1386
万  15973千 89.4  5222千  2816千  427581
10/25-10/31  1365万  15256千 86.0  5924千  4367千  421168
10/18-10/24  1364
万  15219千 86.6  5051千  4361千  415966
10/11-10/17  1363
万  15730千 88.6  5918千  4203千  422824
10/04-10/10  1364
万  15130千 85.7  5525千  4466千  423785
09/27-10/03  1363
万  16297千 92.4  6403千  3590千  420261
09/20-09/26  1351
万  16168千 91.4  5833千  3751千  416546
09/13-09/19  1350
万  16476千 93.0  6495千  4487千  414754
09/06-09/12  1348
万  16424千 93.3  5692千  5277千  415361
08/30-09/05  1350
万  16818千 94.9  6271千  2745千  424646
08/23-08/29  1342
万  16869千 94.3  6742千  3884千  420707

【3】政治化する市場人気
市場人気は10月から11月、トランプに歩調を合わせて「政治化」している。11月25日(火)東京時間午後9時42分~44分の原油下げはその典型であった。

石油相場では「トランプとロシア・プーチンがにぎる」という思惑  → 原油売り
農産物市場では「トランプと中国・習近平がにぎる」思惑  → 大豆買い

当社は、こうした思惑に同調しません。
トランプが米国大統領であるかぎり、こうした思惑は続いていくと思いますが、物事を「単純でわかりやすいもの」にしてはならないと考えています。こうした話はポジション・トークです。

原油の売り方はすでに売っています。
大豆の買い方はすでに買っています。
そのポジション・トークです。

【3】国際原油取引の指標=ICEブレント原油先物
ICE
ブレント原油先物 20251126日(水)       11/26東京1730

限月      始値   高値   安値  帳入値  終値  前日比 アジア終値
01月限 2026  62.64  63.20  62.11  63.13  63.07  +0.43   62.25
02月限 2026  61.94  62.60  61.53  62.54  62.44  +0.54   61.58
03月限 2026  61.62  62.23  61.24  62.17  62.07  +0.47   61.30
04月限 2026  61.49  62.04  61.10  61.98  61.88  +0.45   61.16
05月限 2026  61.41  61.97  61.10  61.93  61.84  +0.39   61.17
06月限 2026  61.53  62.00  61.15  61.95  61.87  +0.40   61.25

【4】アジア向け中東原油の価格指標
ドバイ原油スポットのプレミアムは続いています。

プラッツドバイ原油11月限ICEブレント原油20261月限 55セント
プラッツドバイ原油12月限ICEブレント原油20262月限 83セント
プラッツドバイ原油01月限ICEブレント原油20263月限 68セント
プラッツドバイ原油02月限ICEブレント原油20263月限 58セント

プラッツドバイ原油11月限 「62.81 55セント」=63.36ドル
プラッツドバイ原油12月限 「62.25 83セント」=63.08ドル
プラッツドバイ原油01月限 「61.91 68セント」=62.59ドル
プラッツドバイ原油02月限 「61.72 55セント」=62.27ドル

本日1127日(木)「1ドル=156.35155.85155.35円」
時間が物事をどのように解決するのかを見守っています。

1ドル=156.08円で換算します。
プラッツドバイ原油11月限63.36ドル  62,200
プラッツドバイ原油12月限63.08ドル  61,920    +420円高
プラッツドバイ原油01月限62.59ドル  61,440    +460円高
プラッツドバイ原油02月限
62.27ドル  61,130    +500円高

おおざっぱな計算です。