2026228日、米国とイスラエルがイランを攻撃

戦争開始からわずか1週間で、中東原油のアジア向け指標(オマーン原油とドバイ原油)は「ブレント原油+10ドル」にふっ飛んだ。中東原油の「安定供給」の前提がふっ飛んだことを意味します。

ペルシャ湾~ホルムズ海峡は、アジア向けの原油供給地として知られているが、それだけではない。 LPGやガソリン、ディーゼル、ジェット燃料、バンカーオイル(船舶燃料)も供給している。さらにプラスチックや樹脂の原料となるナフサなどを生産する石油化学産業も抱えている。

「安定供給」の前提が損なわれ、インフレ圧力が昂進している

戦争は世界の資源エネルギー市場を大きく変えた。 IEA(国際エネルギー機関)加盟国は3月第3週、価格高騰を抑えるため緊急備蓄から4億バレルを放出することで合意したが、それでも国際取引の指標であるブレント原油は1バレル=100ドルを上回ったまま推移し、アジア向け中東原油は「ブレント原油+50ドル」のプレミアムに高騰している。

今回の戦争は世界石油市場の歴史で最大の「供給混乱」を生んでいる。 報道によればインドでは商業用LPGボンベが通常の23倍に高騰し、タイの農家はディーゼル油が不足しているという。 ジェット燃料は国際的に1バレルあたり200ドルを超えた。

世界経済は新型コロナウイルス禍やロシアのウクライナ侵攻、さらに米国による一方的な関税引き上げ、そうした危機を切り抜けつつあったが、そのとき米イラン戦争が始まった。 中東原油の「安定供給」の懸念からインフレ圧力が高まっている。

こうした情勢でぼんやりWTIを眺めていたのでは何の役にも立たない。物事は具体的に見る必要があります。本日323日(月)の「日報」は、わが国連休中のデータから送信します。

●アジア市況、シンガポールの石油製品
アジア太平洋地域の石油・ガスはシンガポールがハブとなり、アジア各地から集積され、域内外に輸出される。オマーン原油はガルフ・マーカンタイル取引所(GME)のマーカー価格を記載します。J4月限、K5月限です。

シンガポールの石油製品は、米イラン戦争による「安定供給」の懸念から、ケロシン、ガスオイルの中間留分が「1バレル200ドル」を超えて高騰。アジア市況の「ナフサ-ガソリン」も高い。

シンガポールの石油製品市況
 
      オマーン    ナフサ   ガソリン  ジェット燃料 ガスオイル
日付      原油    NAF-SIN  GL92-SIN  ケロシン   0.5 S
03/20
26)  157.94 K    133.14   145.00   212.65    219.67
03/19
26)  166.96 K    136.81   137.50   225.62    221.58
03/18
26)  153.12 K    122.47   137.60   198.86    196.09
03/17
26)  152.58 K    121.47   134.00   200.17    195.91
03/16
26)  147.79 K    123.92   139.80   199.42    188.61

03/1326)  144.36 K    123.81   136.00   199.66    193.91
03/12
26)  134.75 K    114.58   135.30   209.83    196.85
03/11
26)  118.73 K    102.92   112.00   157.12    163.20
03/10
26)  114.85 K     97.67   113.00   142.92    160.20
03/09
26)  124.68 K    114.14   130.00   185.64    183.89

03/0626)  100.31 K    89.36   113.20   155.82    154.19
03/05
26)  94.47 K    87.69   106.10   194.60    140.98
03/04
26)  85.93 K    87.25   99.00   225.44    126.96
03/03
26)  82.09 K    82.58   95.50   131.02    117.51
03/02
26)  80.40 K    79.47   90.30   117.51    112.16
.
              
2/28 米国とイスラエルがイランを攻撃し、ハメネイ師を殺害。
02/2726)  70.36 J    69.72   79.30    93.45    91.39
02/26
26)  70.05 J    69.19   79.25    92.66    91.69
02/25
26)  70.06 J    67.39   78.95    92.67    91.40
02/24
26)  70.42 J    67.14   78.85    92.74    91.90
02/23
26)  69.96 J    67.22   77.40    91.81    91.13

要点
(ⅰ)「日本経済新聞」などわが国の報道機関(いわゆるオールド・メディア)は「WTI=国際指標」という信仰が根強く、そうしたWTI偏重に反省もない。このため千年1日の如く、20年前と同じ世界観で「WTI 100ドル」をめぐる価格予想に夢中になる。しかし、WTIは米国オクラホマ州クッシングが受渡地点です。現下の中東の「安定供給」の指標になるものではない。戦争開始から3週間も経ってそれがわからないようではオールド・メディアの劣化も相当深刻です。

(ⅱ)安定供給とは、たとえば水道のハンドルを回せば水が出るように、ガス栓をヒネればガスが出るように、すべての企業活動の前提になるものです。現在の相場は値段が高いとか安いとかの一般的な需給ではなく、「安定供給」が焦点になっていることに注意が必要です。

(ⅲ)安定供給が損なわれるとすべての領域で影響が連鎖し、文字通り「大変な」相場になる。そのとき小さな個人投資家が目先の高安に目を奪われていると「場違い」の思惑になります。

(ⅳ)これらについて、当社「日報」ですべてお伝えすることはむずかしい。できないことがあります。

●国際原油取引の指標
国際原油取引の指標はICEブレント原油です。
中東原油の安定供給が損なわれているため、中東原油はブレント原油に対し過去に例のないプレミアムを形成しています。

本日323日(月)の要点
ICE
ブレント原油20265月限 週末終値109.55ドル、
本日23日(月)は110ドル以上で推移するか?

ICEブレント原油20266月限 週末終値104.41ドル、
本日23日(月)は105ドル以上で推移するか?

ICEブレント原油先物 2026323日(月)
限月       始値   高値   安値  帳入値  終値
05
月限 2026  113.76
    110ドル以上
06
月限 2026  107.50    105ドル以上
07
月限 2026  101.36
08
月限 2026  96.89
09
月限 2026  93.21
10
月限 2026  89.96
11
月限 2026  88.01
12
月限 2026  86.50

ICEブレント原油先物 2026320日(金)
限月       始値   高値   安値  帳入値  終値  前日比
05
月限 2026  107.17  113.11  105.05  112.19  109.55  +1.96
06
月限 2026  102.60  107.37  100.47  106.41  104.41  +1.34
07
月限 2026  97.25  101.30  95.24  100.33   98.48  +0.44
08
月限 2026  92.35  96.28  90.84  95.37  93.81  +0.48
09
月限 2026  89.17  92.79  87.89  91.86  90.00  -0.06
10
月限 2026  86.74  90.03  85.62  89.17  87.18  -0.75
11
月限 2026  85.14  88.02  84.02  87.29  85.15  -0.97
12
月限 2026  83.72  86.47  82.81  85.87  84.42  +0.02

ICEブレント原油先物 2026319日(木)
限月       始値   高値   安値  帳入値  終値  前日比
05
月限 2026  109.78  119.13  103.76  108.65  107.59  -2.06
06
月限 2026  105.17  112.13  99.51  103.78  103.07  -1.99
07
月限 2026  100.27  104.69  94.97  98.46   98.04  -2.02
08
月限 2026  96.34  98.91  91.02  94.05  93.33  -2.45
09
月限 2026  92.50  94.63  88.17  90.89  90.06  -2.36
10
月限 2026  89.95  91.46  85.90  88.39  87.93  -1.70
11
月限 2026  87.87  89.23  84.28  86.57  86.12  -1.49
12
月限 2026  87.51  87.51  83.01  85.18  84.40  -1.66

ICEブレント原油先物 2026318日(水)
限月       始値   高値   安値  帳入値  終値  前日比
05
月限 2026  103.66  111.90  100.34  107.38  109.65  +6.15
06
月限 2026  99.55  106.96  96.70  102.92  105.06  +5.51
07
月限 2026  95.15  101.60  92.59  98.16  100.06  +4.95
08
月限 2026  91.42  96.83  89.12  94.01  95.78  +4.43
09
月限 2026  88.53  93.09  86.43  90.76  92.42  +3.98
10
月限 2026  86.17  90.10  84.29  88.19  89.63  +3.46
11
月限 2026  84.41  87.86  82.70  86.26  87.61  +3.30
12
月限 2026  82.83  86.20  81.37  84.74  86.06  +3.25

GMEオマーン原油20265月限「マーカープライス」
ガルフ・マーカンタイル取引所(GME)オマーン原油の基準は、東京時間午後530分のマーカープライスです。サウジ原油のアジア向け輸出価格(本船渡し条件)の構成要素の一つ。

GMEオマーン原油1番限=「ブレント原油20265月限+50ドル」の水準です。
ブラッツドバイ原油1番限20263月限もまた基本的に同じです。

日付        GMEオマーン原油 マーカープライス
3/23(月)2026

3/20(金)2026   157.94ドル (ブレント5月限 50.32ドル
3/19
(木)2026   166.96ドル (ブレント5月限 52.60ドル
3/18
(水)2026   153.12ドル (ブレント5月限 50.37ドル
3/17
(火)2026   152.58ドル (ブレント5月限 48.61ドル
3/16
(月)2026   147.79ドル (ブレント5月限 42.22ドル

3/13(金)2026   144.36ドル (ブレント5月限 42.74ドル
3/12(木)2026   134.75ドル (ブレント5月限 37.05ドル
3/11
(水)2026   118.73ドル (ブレント5月限 28.96ドル
3/10
(火)2026   114.85ドル (ブレント5月限 23.66ドル
3/09
(月)2026   124.68ドル (ブレント5月限 17.31ドル

3/06(金)2026   100.31ドル (ブレント5月限 14.53ドル
3/05
(木)2026   94.47ドル (ブレント5月限 10.43ドル●安定供給に懸念
3/04
(水)2026   85.93ドル (ブレント5月限 1.84ドル
3/03
(火)2026   82.09ドル (ブレント5月限 1.32ドル
3/02
(月)2026   80.40ドル (ブレント5月限 0.55ドル

ICEブレント原油とGMEオマーン原油の価格差
2026320日(金)東京時間午後530分の価格
320日(木)     5月限    6月限    7月限    8月限
ブレント原油     107.62   103.64    98.36    93.81
オマーン原油     157.94   153.07   147.75   143.34
価格差        +50.32   +49.43   +49.39   +49.53

●プラッツドバイ原油
プラッツドバイ原油1番限(20263月限)は、1カ月間の平均値。
米イラン戦争が長期化するとき、あるいは、ホルムズ海域の原油積取の停止が長期化するとき、
中東原油の「安定供給」が長期にわたって損なわれる場合、1番限の「ブレント原油+50ドル」のプレミアムは、2番限に波及する可能性があります。

CMEプラッツドバイ原油
日付       3月限    4月限   5月限   6月限   7月限   8月限
3/23
(月)2026

3/20(金)2026  134.068  112.835  100.221  95.665  92.656  90.278
3/19
(木)2026  137.822  108.650  96.458  93.349  91.017  88.909
3/18
(水)2026  136.421  107.284  97.693  93.535  90.847  88.623
3/17
(火)2026  122.841  103.499  94.669  91.190  88.552  86.465
3/16
(月)2026  129.895  102.448  92.755  88.904  86.610  84.586

3/13(金)2026  127.861  103.871  95.669  92.059  89.820  87.365
3/12
(木)2026  123.055  100.348  93.125  89.951  87.473  85.297
3/11
(水)2026  113.548  89.358  85.170  83.831  82.112  80.708
3/10
(火)2026  105.134  84.557  80.918  79.567  78.275  77.022
3/09
(月)2026  107.550  93.603  88.364  86.298  84.157  82.168

3/06(金)2026  99.142  86.965  82.770  80.087  78.302  76.913
3/05
(木)2026  89.312  79.390  76.379  74.732  73.781  72.970
3/04
(水)2026  81.115  73.736  72.387  71.516  70.977  70.334
3/03
(火)2026  80.391  75.001  73.580  72.554  71.746  70.845
3/02
(月)2026  76.533  73.711  72.752  71.931  71.199  70.492

●大型タンカー(VLCC)スポット運賃市況
原油タンカー(VLCC)のスポット運賃が高値に舞い上がっており、わが国の調達業務もむずかしい情勢です。

「ペルシャ湾(ラスタヌラ)積み―中国」のワールドスケール(WS
 出所:海事プレス ONLINE
03/1603/20週平均値 
03/09
03/13週平均値    436.53

03/0203/06週平均値    455.76
02/23
02/27週平均値    209.47

02/1602/20週平均値    156.35
02/09
02/13週平均値    135.96
02/02
02/06週平均値    139.09
01/26
01/30週平均値    103.70
01/19
01/23週平均値    123.95
01/12
01/16週平均値    103.19
01/05
01/09週平均値    61.58

---------------------------------------------------------------------------

現在の相場は、中東の資源エネルギーの「安定供給」が焦点です。
水道のハンドルを回せば水が出るように、ガス栓をヒネればガスが出るように、安定供給はすべての企業活動の前提です。


今朝のプラッツドバイ原油1番限(20263月平均価格)は前日比-7.054ドル安であった。

●プラッツ社のドバイ原油1番限査定価格の下落について
プラッツ社の日々の査定価格はFreeで公開されていない。
「日本経済新聞」のドバイ原油317日(火)価格は153.65153.75ドル(前日比5.80ドル高)、RIM(リム情報開発)の3171730157.69ドル(同4.38ドル高)であった。ガルフ・マーカンタイル取引所(GME)オマーン原油のマーカー価格は152.58ドル(同4.84ドル高)をつけた。いずれも317日(火)査定時間、中東原油1番限は上昇していた。
しかし、プラッツドバイ原油1番限は17日(火)、前日比-7.054ドル安に下落した。

プラッツドバイ原油
日付      3月限    4月限   5月限  6月限   7月限   8月限
3/18
2026
3/17
2026)  122.841  103.499  94.669  91.190  88.552  86.465
3/16
2026)  129.895  102.448  92.755  88.904  86.610  84.586
3/13
2026)  127.861  103.871  95.669  92.059  89.820  87.365
3/12
2026)  123.055  100.348  93.125  89.951  87.473  85.297

●当社の考え
当社「日報」では36日(金)、健康診断で大阪に帰った日の朝、
3
5日(木)のアジア査定時間(東京時間午後530分)において、GMEオマーン原油、そしてドバイ原油1番限が「前日比10ドル高にふっ飛んだ!」とお伝えした。
つまり、ここで中東原油の「安定供給」の見通しが立たなくなったことを意味します。

日付       GMEオマーン原油 マーカープライス
3/18(水)
3/17
(火)    152.58ドル (ブレント5月限 48.61ドル
3/16
(月)    147.79ドル (ブレント5月限 42.22ドル

3/13(金)    144.36ドル (ブレント5月限 42.74ドル
3/12(木)    134.75ドル (ブレント5月限 37.05ドル
3/11
(水)    118.73ドル (ブレント5月限 28.96ドル
3/10
(火)    114.85ドル (ブレント5月限 23.66ドル
3/09
(月)    124.68ドル (ブレント5月限 17.31ドル

3/06(金)    100.31ドル (ブレント5月限 14.53ドル
3/05
(木)    94.47ドル (ブレント5月限 10.43ドル
3/04
(水)    85.93ドル (ブレント5月限 1.84ドル
3/03
(火)    82.09ドル (ブレント5月限 1.32ドル
3/02
(月)    80.40ドル (ブレント5月限 0.55ドル

(1)昨年202568月の中東原油のタイト感
振り返れば昨年202568月も、ロシアやイランなどに対する度重なる経済制裁によって、中東産原油のアジア向け供給のタイト感を買ったことがあった。そのとき、オマーン原油やドバイ原油は「ブレント原油+2ドル」を超すプレミアムに伸びた。

しかし、「ブレント原油+2ドル」を超すプレミアムは傘になった。
アジア向け中東サワー原油のタイト感を手掛かりにしたときでも、国際的な「安定供給」が維持されておれば、価格比から限度があります。
「中東原油のアジア向け供給のタイト感」「中東原油に対するアジア需要が旺盛」という需給要因であれば「ブレント原油+2ドル超」のプレミアムが限度です。

日付       ブレント原油10月限  ドバイ原油8月限  価格差
8
29日(金)2025     68.34      70.41      +2.07
8
28日(木)2025     67.57      69.73      +2.16
8
27日(水)2025     67.06      69.23      +2.17
8
26日(火)2025     68.24      70.38      +2.14
8
25日(月)2025     67.93      70.18      +2.25
8
22日(金)2025     67.71      70.31      +2.60
8
21日(木)2025     67.29      69.94      +2.65
8
20日(水)2025     66.47      68.89      +2.42
8
19日(火)2025     65.98      67.95      +1.97
8
18日(月)2025     65.78      67.64      +1.86

(2)本年35日(木)以降「ブレント原油+10ドル」超のプレミアム
本年(202635日(木)、アジア向け中東原油の価格指標、オマーン原油、ドバイ原油は「ブレント原油+10ドル」を超すプレミアムにふっ飛んだ。

これは中東原油の「安定供給」の条件がふっ飛んだことを意味します。
単なる需給の問題ではなく「安定供給」の前提そのものが崩れたということです。
国際的な原油取引において「安定供給」の前提があれば、足元のプレミアムにも限度がありますが、「安定供給」の前提が破壊されるとアジア向け中東原油は「ブレント原油+10ドル」に跳ね上げ、さらに「ブレント原油+20ドル」・・「ブレント原油+50ドル」になる。

オマーン原油やドバイ原油、さらにOPECバスケット価格が「ブレント原油+10ドル」以上のプレミアムを買うということは、そういうことだと思います。前提も限度も働いていない世界です。アジアの石油会社の原油調達業務が危機となった状態です。

(3)安定供給が崩れた局面の価格形成
わが国報道機関(いわゆるオールド・メディア)は、千年1日の如く20年前の前例をボンヤリと眺めて、WTI100ドル」をめぐる価格予想に夢中になっている。

しかし、ここ20年で中国の台頭、新興国市場の拡大など、世界が変わっている。サウジアラビアの米国向け価格指標もWTIからメキシコ湾のASCIに変わった。中東原油のアジア向け「安定供給」の前提が崩れているとき、WTI予想に意味はない。

それは、同じように、原油タンカー(VLCC)のスポット運賃にも言える。
昨日317日(火)のニュースで「VLCC市況、中東―中国171ポイント上昇。フジャイラ攻撃が影響か」(日本海事新聞)があったが、ホルムズ海峡が事実上封鎖されている中で、指標の航路であるペルシャ湾(ラスタヌラ)積みの輸送はほとんど成立しておらず、実勢を反映しにくいのではないかど思います。中東-中国のVLCCスポット運賃の指標が3月16日(月)WS 599.44に伸びたからと言って、反対に、仮にこのあとWS 427に下げた場合でも、安定供給が損なわれた世界の価格指標に「前日比」の比較の意味はほとんどない。WS 599がWS 427になれば、運賃指標の「下落」なのか?

大型タンカー(VLCC)スポット運賃市況
「中東―中国」のワールドスケール(WS
 出所:海事プレス ONLINE

03/1603/20週平均値 
03/09
03/13週平均値    436.53

03/0203/06週平均値    455.76
02/23
02/27週平均値    209.47

02/1602/20週平均値    156.35
02/09
02/13週平均値    135.96
02/02
02/06週平均値    139.09
01/26
01/30週平均値    103.70
01/19
01/23週平均値    123.95
01/12
01/16週平均値    103.19
01/05
01/09週平均値    61.58

タンカーの手配がペルシャ湾を回避して、サウジ西岸にシフトしている動きがあるとすれば、直ちに実勢はわかりにくい。

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中東原油の「安定供給」の前提が崩れている。
そのなかで、価格形成の秩序とパターンを見出すことに困難を伴います。

今朝のCMEプラッツドバイ原油1番限(20263月平均価格)は、前日比-7.054ドル安に下落した。しかし、これを「下落」と言えるかどうかは疑問です。

つまり、アジア向け中東原油が「ブレント原油+10ドル」を超えている状況で、
仮に「ブレント原油+50ドル」が「ブレント原油+30ドル」になっても、この水準は「安定供給」が損なわれた価格です。それを手掛かりに、売ったり買ったりできますか? それによって、取引量が増加するとは思えない。

本日318日(水)のドバイ原油の試算
3月18日(水)午後5時30分のアジア査定価格は午後6時30分にウェブサイトで更新します。

このあと「日報」(石油-2)で3月18日発表財務省貿易統計「2月原油CIF」をお伝えします。 


(ⅰ)今週316日(月)~19日(木)は「それ行けドンドン」の円安ではない。
(ⅱ)市場はここで「小休止」になる。
(ⅲ)このあたりにとどまる可能性が高い。
(ⅳ)当局の責任者の方を見ることになる。

2026年金融政策運営の日程
FRBの金融政策運営
FRB 連邦公開市場委員会(FOMC)  フェデラルファンド(FF)金利の目標レンジ
2026
年第8 1208 - 1209
2026
年第7 1127 - 1128
2026
年第6 0915 - 0916
2026
年第5 0728 - 0729
2026
年第4 0616 - 0617
2026
年第3 0428 - 0429
2026
年第2 0317 - 0318
2026
年第1 0127 - 0128日   据え置き  3.503.75

日本銀行の金融政策運営
日本銀行政策委員会・金融政策決定会合  無担保コールレート(オーバーナイト物)
20261217日(木) - 1218日(金)
20261029日(木) - 1030日(金)
20260917日(木) - 0918日(金)
20260730日(木) - 0731日(金)
20260615日(月) - 0617日(火)
20260427日(月) - 0428日(火)
20260318日(水) - 0319日(木)
20260122日(木) - 0123日(金)  据え置き  0.75

●米イラン戦争でインフレ懸念強まる
原油、石油製品の価格上昇による「インフレ・リスク」を警戒。

●財政の持続可能性に対する疑念も底流
わが国の場合は、それに加えて「財政の持続可能性」に対する疑念も底流している。

日銀は円安によるインフレ・リスクを安定させるために、より迅速な利上げに動く必要がある。高市政府の財政政策のスタンスも、日本国債と日本円を安定させる方向に転換する必要がある。

●米国債の利回りと為替(ドル円)
316日(月)~19日(木)、この期間はこのあたりにとどまる可能性が高い。
318日(水)「1ドル=159.25158.95158.65円」

米国     米30年債  10年債 2年債   日本
日付     利回り  利回り  利回り    日付  東京仲値

03/1726)  4.85   4.20   3.68   03/18 159.25158.95158.65
03/16
26)  4.86   4.23   3.68   03/17   159.37
03/13
26)  4.90   4.28   3.73   03/16   159.43

03/1226)  4.88   4.27   3.76   03/13   159.26
03/1126)  4.86   4.21   3.64   03/12   159.09
03/10
26)  4.78   4.15   3.57   03/11   158.23

03/0926)  4.72   4.12   3.56   03/10   157.73
03/05
26)  4.77   4.15   3.56   03/09   158.71

03/0526)  4.74   4.13   3.57   03/06   157.45
03/04
26)  4.72   4.09   3.54   03/05   156.60
03/03
26)  4.70   4.06   3.51   03/04   157.69
03/02
26)  4.70   4.05   3.47   03/03   157.50
02/27
26)  4.64   3.97   3.38   03/02   156.54 米イラン戦争

02/2626)  4.67   4.02   3.42   02/27   155.81
02/25
26)  4.70   4.05   3.45   02/26   156.16
02/24
26)  4.70   4.04   3.43   02/25   155.83 日銀審議委員後任人事
02/23
26)  4.70   4.03   3.43   02/24   154.86

02/2026)  4.72   4.08   3.48   02/23   天皇誕生日

02/1926)  4.70   4.08   3.47   02/20   155.15
02/18
26)  4.71   4.09   3.47   02/19   154.79

02/1726)  4.68   4.05   3.43   02/18   153.24 高市内閣 2.0
02/16
26)  Washington's Birthday     02/17   153.34
02/13
26)  4.69   4.04   3.40   02/16   153.09 高市/植田会談


3月第2週はファンドの買い。
「売りの買い戻し」と「新規買い」が急激に増加し、先物市場のテクニカル要因として波及した。こうしたファンドの23月建玉形成とそのテクニカルをファンダメンタルズで理由付けすることはしない。

●現在の情勢
(ⅰ)米イラン戦争によって原油価格が高騰し、農業用の燃料、肥料価格などが上昇。
(ⅱ)全般的な情勢として「インフレ懸念」を警戒。
(ⅲ)これから4月に向けて、雨量と土壌水分が重要な要素になる。
(ⅳ)そのなかでファンドは急速に売り玉を買い戻し、買い建玉を積み増してきた。

3月の最も重要な日程
331日(火) 米農務省、31日時点の全米在庫発表
3
31日(火) 米農務省、2026年の作付意向面積発表

【1】米国農産物先物の相場表
米国現地2026317日(火)
限月     KCBT硬質冬小麦  CBOT軟質冬小麦 CBOTトウモロコシ       CBOT大豆
05月限 2026 606'75 -9'75  589'75 -7'50  454'00   unch  05月限 1157'00 +1'75
07月限 2026 621'25 -9'25  600'75 -7'00  465'50 -0'25  07月限 1171'25 +3'75
09月限 2026 635'75 -9'25  613'25 -7'50  468'25 +1'00  08月限 1162'50 +10'25
12
月限 2026 655'00 -9'00  630'25 -8'00  481'75 +1'75  09月限 1131'50 +9'75

米国現地2026316日(月)
限月     KCBT硬質冬小麦  CBOT軟質冬小麦 CBOTトウモロコシ       CBOT大豆
05月限 2026 616'50 -13'50  597'25 -16'50  454'00 -13'25  05月限 1155'25 -70'00
07
月限 2026 630'50 -13'25  607'75 -16'75  465'75 -12'50  07月限 1167'50 -70'00
09
月限 2026 645'00 -13'50  620'75 -16'50  467'25 -12'00  08月限 1152'25 -66'00
12
月限 2026 664'00 -13'00  638'25 -15'50  480'00 -11'50  09月限 1121'75 -48'00

米国現地2026313日(金)
限月     KCBT硬質冬小麦  CBOT軟質冬小麦 CBOTトウモロコシ       CBOT大豆
05月限 2026 630'00 +16'50  613'75 +15'25  467'25 +4'75  05月限 1225'25 -2'00
07月限 2026 643'75 +16'50  624'50 +15'00  478'25 +4'25  07月限 1237'50 -2'50
09月限 2026 658'50 +16'25  637'25 +14'50  479'25 +2'25  08月限 1218'25 -3'00
12月限 2026 677'00 +15'50  653'75 +14'50  491'50 +1'50  09月限 1169'75 -5'50

米国現地2026312日(木)
限月     KCBT硬質冬小麦  CBOT軟質冬小麦 CBOTトウモロコシ       CBOT大豆
05月限 2026 613'50  unch  598'50 +3'75  462'50 +2'25  05月限 1227'25 +13'25
07
月限 2026 627'25  unch  609'50 +3'75  474'00 +2'00  07月限 1240'00 +12'75
09
月限 2026 642'25  unch  622'75 +3'50  477'00 +1'50  08月限 1221'25 +9'75
12月限 2026 661'50 -0'25  639'25 +2'75  490'00 +1'00  09月限 1175'25 +4'50

【2】CBOTトウモロコシ先物の値段と建玉
米国農産物先物では、ファンドが急速に買い玉を積み上げて来ている。

日付  7限値段  出来高  5限建玉  7限建玉 9限建玉 12限建玉 総取組高

03/17 4.6550
03/16
 4.6575  603,190  618,028 395,429 257,697 425,664 1794,228

03/13 4.7825  417,748  644,264 384,288 256,844 436,315 1817,871
03/12
 4.7400  651,943  646,624 378,238 248,335 430,685 1798,488
03/11
 4.7200  576,400  651,301 369,409 240,114 417,719 1769,544
03/10
 4.6325  636,964  644,714 368,914 226,941 395,499 1723,308
03/09
 4.6550 1,021,055  667,034 364,318 226,715 391,625 1735,759

03/06 4.7100  806,952  673,764 362,875 218,495 360,985 1696,968
03/05
 4.6275  549,390  667,138 358,034 211,293 345,307 1658,150
03/04
 4.5350  361,868  658,567 353,259 208,072 321,309 1612,650
03/03
 4.5550  499,979  674,926 346,136 205,358 319,149 1617,461
03/02
 4.5425  495,054  692,508 350,660 208,216 309,693 1630,997

02/27 4.5600  510,628  707,470 356,218 208,980 301,108 1645,117
02/26
 4.5125  551,931  694,161 349,889 207,889 292,102 1621,930
02/25
 4.5025  454,231  683,648 340,866 207,907 287,972 1641,802
02/24
 4.4750  509,632  676,737 331,131 209,514 283,704 1656,135
02/23
 4.4875  652,890  661,889 328,221 207,749 282,654 1694,057

02/20 4.4825  640,881  641,483 327,811 205,926 278,267 1734,255
02/19
 4.4450  519,761  626,049 323,066 203,253 268,444 1761,549
02/18
 4.4475  435,485  600,916 326,511 205,432 268,141 1777,531
02/17
 4.4425  475,912  577,896 328,578 203,442 268,042 1779,922
02/16
 Washington's Birthday


本日は短く送信します。

●ドバイ原油のスポット価格 153ドル
316日(月)のドバイ原油が急伸した。足元の中東原油に「安定供給」の前提がない。
TOCOM
プラッツドバイ原油には、この認識が欠けていると思います。

昨日316日(月)のドバイ原油は、本日17日(火)の「日本経済新聞」朝刊23面、商品市況欄掲載価格で147.85147.95ドル(前日比+9.30ドル高)であった。一方、RIM(リム情報開発)の3161730のモニタリングは153.31ドル(前日比+8.10ドル高)あった。

そして、プラッツドバイ原油の31カ月間の平均値は129.895ドル」に上昇した。
プラッツドバイ原油1番限20263月の平均値は316日(月)時点で129.895ドルです。

●リスクプレミアム
トランプ大統領とその政権は3月第2週、米イラン戦争は「ほぼ完全に終結した」と主張したが、もし、仮に状況が沈静化したり、戦争が完全に終結した場合でも、地政学的なリスク・プレミアムの評価に関して、今後高止まりする可能性がある。

ロバート・ゲイツ元国防長官は2014年、「イスラエルや米国がイランを攻撃すれば、1979年から見てきた私にはよくわかるのですが、イランはなんとしてでも核兵器を開発し、雪辱を果たそうとするでしょう。」「イランが核兵器を手に入れるしかないようにしてしまう。」と述べたことがある。

(ⅰ)米イラン戦争が長引き、市場の「戦争継続期間」予想が長期化すると、原油1番限、2番限だけでなく、3番限、4番限、5番限、6番限に至る価格曲線を押し上げる。
(ⅱ)仮に、戦争が完全に終結した場合でも、中東の地政学的リスク・プレミアムに引き継ぐ可能性がある。
(ⅲ)そして、この戦争をどうやって終わらせるのか?

われわれは原油相場の価格形成の秩序とパターンを追求することで、その手掛かりを見出そうと思います。

●原油価格の秩序とパターン
(ⅰ)GMEオマーン原油は1番限だけでなく、2番限以降も軒並み+40ドルのプレミアムを買っている。(ⅱ)プラッツドバイ原油は312日(木)になって2番限以降がプレミアムを買うようになった。(ⅲ)GMEオマーン原油とプラッツドバイ原油の間には、依然として、価格構造に大きなひらきがある。(ⅳ)米イラン戦争が長期化するとき、あるいは、ホルムズ海域の原油積取の停止が長期化するとき、中東原油の安定供給が損なわれるので1番限の「ブレント原油+40ドル」のプレミアムは2番限、そして3番限へ波及していく可能性が高い。(ⅴ)戦争が完全に終結した場合でも、中東の地政学的リスク・プレミアムに引き継ぐ可能性がある。

●本日317日(火)プラッツドバイ原油の試算
現在の中東原油に「安定供給」の前提がない。それゆえドバイ原油1番限はふっ飛んでいます。

ドバイ原油3月限=ICEブレント原油20265月限  48ドル
ドバイ原油4月限=ICEブレント原油20266月限 6.40ドル
ドバイ原油5月限=ICEブレント原油20267月限 1.00ドル
ドバイ原油6月限=ICEブレント原油20268月限 0.70ドル
ドバイ原油7月限=ICEブレント原油20269月限 0.70ドル

以下、省略

本日317日(火)について「午後530分のアジア査定価格」で確認します。
午後630分には、ウェブサイトで更新します。

昨日316日(月)の「日報」(為替)で次のように記した。
(ⅰ)1㌦=159.95159.50159.05円」レンジは、もはや「それ行けドンドン」の円安ではない。市場はここで「小休止」になる可能性が高い。
(ⅱ)当局の責任者の方を見ることになる。

こうした点は、本日317日(火)も同じです。
しばらく、ここにとどまることになると想定します。

●インフレ再燃懸念
金融市場の関心は、米イラン戦争によって「インフレ懸念」。
原油、石油製品の価格上昇による「インフレ・リスク」を警戒している。

●財政の持続可能性に対する疑念
わが国の場合は、それに加えて「財政の持続可能性」に対する疑念も底流している。

日本銀行は、円安によるインフレ・リスクを安定させるために、より迅速な利上げに動く必要がある。高市政府の財政政策のスタンスも、日本国債と日本円を安定させる方向に転換する必要がある。今週はその手掛かりを探します。

●米国債の利回りと為替(ドル円)
しばらく、このあたりにとどまる可能性が高い。
3
17日(火)「1ドル=159.70159.20158.70円」

米国     米30年債  10年債 2年債   日本
日付     利回り  利回り  利回り    日付  東京仲値

03/1626)  4.86   4.23   3.68   03/17 159.70159.20158.70
03/13
26)  4.90   4.28   3.73   03/16   159.43

03/1226)  4.88   4.27   3.76   03/13   159.26
03/1126)  4.86   4.21   3.64   03/12   159.09
03/10
26)  4.78   4.15   3.57   03/11   158.23

03/0926)  4.72   4.12   3.56   03/10   157.73
03/05
26)  4.77   4.15   3.56   03/09   158.71

03/0526)  4.74   4.13   3.57   03/06   157.45
03/04
26)  4.72   4.09   3.54   03/05   156.60
03/03
26)  4.70   4.06   3.51   03/04   157.69
03/02
26)  4.70   4.05   3.47   03/03   157.50
02/27
26)  4.64   3.97   3.38   03/02   156.54 米イラン戦争

02/2626)  4.67   4.02   3.42   02/27   155.81
02/25
26)  4.70   4.05   3.45   02/26   156.16
02/24
26)  4.70   4.04   3.43   02/25   155.83 日銀審議委員後任人事
02/23
26)  4.70   4.03   3.43   02/24   154.86

02/2026)  4.72   4.08   3.48   02/23   天皇誕生日

02/1926)  4.70   4.08   3.47   02/20   155.15
02/18
26)  4.71   4.09   3.47   02/19   154.79

02/1726)  4.68   4.05   3.43   02/18   153.24 高市内閣 2.0
02/16
26)  Washington's Birthday     02/17   153.34
02/13
26)  4.69   4.04   3.40   02/16   153.09 高市/植田会談

●現在の情勢
3月第2週の上昇はファンダメンタルズというよりファンドの買い。「売りの買い戻し」と「新規買い」が急激に増加し、先物市場のテクニカル要因として波及した。

(ⅰ)米イラン戦争によって原油価格が高騰し、農業用の燃料、肥料価格などが上昇。
(ⅱ)全般的な情勢として「インフレ懸念」を警戒している。
(ⅲ)これから4月に向けて、雨量と土壌水分が重要な要素になる。
(ⅳ)そのなかでファンドは急速に売り玉を買い戻し、買い建玉を積み増した。

シカゴ(CBOT)トウモロコシ先物のファンド
日付         売り玉     買い玉        差(枚)
3/10
2026)    189,474    447,255     257,781 買い越し
3/03
2026)    246,565    336,624     90,059 買い越し
2/24
2025)    310,841    319,669      8,828 買い越し
2/17
2026)    344,552    336,717      7,835 売り越し
2/10
2026)    358,410    340,080     18,330 売り越し
2/03
2026)    379,479    344,781     34,698 売り越し

シカゴ(CBOT)大豆先物のファンド
           売り玉     買い玉       差(枚)
3/10
2026)     77,322    307,590     230,268 買い越し
3/03
2026)     81,157    303,059     221,902 買い越し
2/24
2026)     69,217    279,489     210,272 買い越し
2/17
2026)     82,597    274,388     191,791 買い越し
2/10
2026)     87,271    233,605     146,334 買い越し
2/03
2026)    113,803    177,970     64,167 買い越し

316日(月)の下落
今朝の米国農産物市場の下げは、23月のファンドの買いを支えてきた「中国要因」に疑念が生じたと推測しています。23月の相場はファンダメンタルズで理由付けすることではない。

中国要因(中国による米国大豆買い、米国農産物買い)に疑念が生じた可能性が高い。
(以下、ブルームバーグから抜粋します。)
トランプ大統領は331日-42日に訪中し習近平と会談する計画であった。
ファンドの思惑買いがこれに追随していた。

トランプ米大統領は316日、中国を訪問して習近平国家主席と首脳会談を行う計画について、1カ月程度延期するよう要請したと語った。対イラン戦争を主導するために首都ワシントンにとどまるのが重要だと指摘した。

トランプ大統領はホワイトハウスで開かれたイベントで、訪中計画の日程変更の可能性に関する質問に対し、「今まさに調整を進めている。中国と話しているところだ」と返答。訪中したいが「戦争があるため私はここにいたい」と話した。その上でトランプ氏は「ここにいなければならないと感じている。このため1カ月ほど延期するよう要請した。彼らと会えるのを楽しみにしている。私たちは非常に良い関係にある」と指摘。「戦争が進行中であり、私がここにいることが重要だと思う。少し延期する可能性はあるが、長くはない」と説明した。

トランプ氏は331日-42日の訪中について、両国関係における重要な節目だとして強調していた。両国のチームはここ数日、パリで会合を開き、米国への中国投資や先端半導体の輸出など合意の可能な分野について協議を進めていた。しかし、トランプ氏はその一方で、米イラン戦争にともなうホルムズ海峡の安全確保やタンカーなど船舶の安全な航行を維持するため、他国にもリソース提供で協力するよう圧力を強めている。

トランプ氏は英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)とのインタビューで、ホルムズ海峡を通過する恩恵を受けている国々がその防衛に協力するのは「当然だ」と述べ、中国が海峡問題で協力しなければ訪問を延期する可能性も示唆していた。これについて人民日報系の環球時報(グローバル・タイムズ)は、米国が始めて終わらせることができない戦争のリスクを拡散しようとする試みだと批判し、トランプのこうした考えを退けた。

ベッセント米財務長官は316日、これに先立ちCNBCの番組で、トランプ大統領が中国に海峡再開への協力を迫るため訪中を延期する可能性があるとの見方を否定した。仮に延期があるとしても、会談を巡る「日程調整などの実務的な事情」や、戦争対応にトランプ氏の関心が集中していることが理由だと述べた。事情に詳しい関係者によると、中国は準備時間を確保するため、トランプ氏が4月末に訪中する案を以前から提案していたという。

【1】米国農産物先物の相場表
23月のファンドの買い。建玉積み増しとそのテクニカルな連鎖。
それをファンダメンタルズで理由付けすることはしない。

米国現地2026316日(月)
限月     KCBT硬質冬小麦  CBOT軟質冬小麦 CBOTトウモロコシ       CBOT大豆
05月限 2026 616'50 -13'50  597'25 -16'50  454'00 -13'25  05月限 1155'25 -70'00
07
月限 2026 630'50 -13'25  607'75 -16'75  465'75 -12'50  07月限 1167'50 -70'00
09
月限 2026 645'00 -13'50  620'75 -16'50  467'25 -12'00  08月限 1152'25 -66'00
12
月限 2026 664'00 -13'00  638'25 -15'50  480'00 -11'50  09月限 1121'75 -48'00

米国現地2026313日(金)
限月     KCBT硬質冬小麦  CBOT軟質冬小麦 CBOTトウモロコシ       CBOT大豆
05月限 2026 630'00 +16'50  613'75 +15'25  467'25 +4'75  05月限 1225'25 -2'00
07月限 2026 643'75 +16'50  624'50 +15'00  478'25 +4'25  07月限 1237'50 -2'50
09月限 2026 658'50 +16'25  637'25 +14'50  479'25 +2'25  08月限 1218'25 -3'00
12月限 2026 677'00 +15'50  653'75 +14'50  491'50 +1'50  09月限 1169'75 -5'50

米国現地2026312日(木)
限月     KCBT硬質冬小麦  CBOT軟質冬小麦 CBOTトウモロコシ       CBOT大豆
05月限 2026 613'50  unch  598'50 +3'75  462'50 +2'25  05月限 1227'25 +13'25
07
月限 2026 627'25  unch  609'50 +3'75  474'00 +2'00  07月限 1240'00 +12'75
09
月限 2026 642'25  unch  622'75 +3'50  477'00 +1'50  08月限 1221'25 +9'75
12月限 2026 661'50 -0'25  639'25 +2'75  490'00 +1'00  09月限 1175'25 +4'50

【2】CBOTトウモロコシ先物の値段と建玉
米国農産物先物では、ファンドが急速に買い玉を積み上げて来ている。

日付  7限値段  出来高  5限建玉  7限建玉 9限建玉 12限建玉  総取組高

03/16 4.6575

03/13 4.7825  417,748  644,264 384,288 256,844 436,315 1817,871
03/12
 4.7400  651,943  646,624 378,238 248,335 430,685 1798,488
03/11
 4.7200  576,400  651,301 369,409 240,114 417,719 1769,544
03/10
 4.6325  636,964  644,714 368,914 226,941 395,499 1723,308
03/09
 4.6550 1,021,055  667,034 364,318 226,715 391,625 1735,759

03/06 4.7100  806,952  673,764 362,875 218,495 360,985 1696,968
03/05
 4.6275  549,390  667,138 358,034 211,293 345,307 1658,150
03/04
 4.5350  361,868  658,567 353,259 208,072 321,309 1612,650
03/03
 4.5550  499,979  674,926 346,136 205,358 319,149 1617,461
03/02
 4.5425  495,054  692,508 350,660 208,216 309,693 1630,997

02/27 4.5600  510,628  707,470 356,218 208,980 301,108 1645,117
02/26
 4.5125  551,931  694,161 349,889 207,889 292,102 1621,930
02/25
 4.5025  454,231  683,648 340,866 207,907 287,972 1641,802
02/24
 4.4750  509,632  676,737 331,131 209,514 283,704 1656,135
02/23
 4.4875  652,890  661,889 328,221 207,749 282,654 1694,057

02/20 4.4825  640,881  641,483 327,811 205,926 278,267 1734,255
02/19
 4.4450  519,761  626,049 323,066 203,253 268,444 1761,549
02/18
 4.4475  435,485  600,916 326,511 205,432 268,141 1777,531
02/17
 4.4425  475,912  577,896 328,578 203,442 268,042 1779,922
02/16
 Washington's Birthday

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