余裕をもって臨んでおればOKです。

●米国小麦3市場の高値
小麦相場は115日(水)の値段から上に抵抗があると指摘した。
小麦のボトム形成は進展したが、ここから上はファンダメンタルズの支援が必要と考えています。
小麦とトウモロコシは、飼料用需要などで比較感があります。

.      2025115日(水)高値      1028日(火)高値
.      CBOT軟質冬小麦  KCBT硬質冬小麦     MGE春小麦
12
月限      555'00      540'00       569'75
03
月限      568'00      553'50       589'00
05
月限      576'50      564'00       602'25
07
月限      585'00      575'75       616'50

CBOTトウモロコシ先物
CBOTトウモロコシの9-10月収穫期の揉みあいレンジは「912日(金)の高値/安値」を基本にして想定したものです。
この揉みあいレンジで、2026年相場を模索しています。
物事それぞれ 必要とする時間があるので、その時間に耐えなければならない。

CBOTトウモロコシ  収穫期の揉み合いレンジ
202512月限      4.31 ~ 4.17
2026
03月限      4.48 ~ 4.34
2026
05月限      4.57 ~ 4.45
2026
07月限      4.64 ~ 4.51

●米国大豆
中国はすでに202512月積みまで南米産で数量を確保しています。
ブラジル国家食糧供給公社(CONAB)によれば、ブラジル大豆の作付面積予想は49074,000ha.(前年比1727,500ha.増)に拡大している。

【1】米国農産物先物の相場表
米農務省は1114日(金)、「11月生産高予想」と「需給見通し」を発表します。
それによって、当面の市場のコンセンサスが形成されればよいと思います。

米国現地20251110日(月)
限月     KCBT硬質冬小麦  CBOT軟質冬小麦 CBOTトウモロコシ      CBOT大豆
12月限 2025 527'00 +7'75  535'75 +8'00  429'75 +2'50  01月限 1130'00 +13'00
03
月限 2026 539'25 +7'25  550'50 +8'25  444'50 +2'50  03月限 1139'25 +13'50
05
月限 2026 550'50 +8'00  559'50 +8'00  453'50 +3'00  05月限 1149'50 +13'50
07
月限 2026 563'25 +8'50  568'75 +7'25  460'50 +3'25  07月限 1156'50 +13'00

米国現地2025117日(金)
限月     KCBT硬質冬小麦  CBOT軟質冬小麦 CBOTトウモロコシ      CBOT大豆
12月限 2025 519'25 -3'00  527'75 -7'75  427'25 -1'50  01月限 1117'00 +9'50
03月限 2026 532'00 -5'00  542'25 -7'50  442'00 -1'00  03月限 1125'75 +8'25
05月限 2026 542'50 -5'75  551'50 -7'50  450'50 -1'00  05月限 1136'00 +7'75
07月限 2026 554'75 -5'75  561'50 -7'50  457'25 -1'00  07月限 1143'50 +6'50

米国現地2025116日(木)
限月     KCBT硬質冬小麦  CBOT軟質冬小麦 CBOTトウモロコシ      CBOT大豆
12月限 2025 522'25 -17'75  535'50 -19'25  428'75 -6'50  01月限 1107'50 -26'75
03
月限 2026 537'00 -16'50  549'75 -18'25  443'00 -6'50  03月限 1117'50 -24'50
05
月限 2026 548'25 -15'75  559'00 -17'50  451'50 -6'75  05月限 1128'25 -22'50
07
月限 2026 560'50 -15'25  569'00 -16'00  458'25 -6'25  07月限 1137'00 -20'50

米国現地2025115日(水)
限月     KCBT硬質冬小麦  CBOT軟質冬小麦 CBOTトウモロコシ      CBOT大豆
12月限 2025 540'00 +3'50  554'75 +4'50  435'25 +3'75  01月限 1134'25 +12'75
03
月限 2026 553'50 +4'50  568'00 +5'25  449'50 +4'75  03月限 1142'00 +14'25
05
月限 2026 564'00 +4'75  576'50 +5'00  458'25 +4'75  05月限 1150'75 +13'75
07
月限 2026 575'75 +4'75  585'00 +4'50  464'50 +4'00  07月限 1157'50 +13'50

【2】CBOTトウモロコシ先物の値段と建玉
期近12月限の受渡通知初日は1128日(金)です。
CBOT
トウモロコシ先物は「20263月限」「20267月限」の建玉が増加します。

日付 12限値段 出来高  12限建玉  3限建玉  5限建玉 7限建玉 総取組高

11/10 4.2975

11/07 4.2725 382,769  582,623 477,537 154,846 171,704 1604,571
11/06
 4.2875 446,858  609,681 468,140 152,210 169,883 1615,454
11/05
 4.3525 412,000  628,029 462,888 147,167 168,884 1619,602
11/04
 4.3150 375,310  642,443 451,453 147,066 167,620 1616,914
11/03
 4.3425 425,476  653,871 447,211 139,717 166,182 1612,438

10/31 4.3150 414,896  661,306 441,115 138,373 165,730 1608,396
10/30
 4.3025 569,823  670,246 443,530 133,320 162,161 1610,750
10/29
 4.3400 503,880  689,660 438,246 131,917 159,178 1616,911
10/28
 4.3200 724,046  715,209 437,468 130,385 159,750 1637,907
10/27
 4.2875 531,792  733,587 437,980 128,171 157,810 1649,432

10/24 4.2325 369,851  754,980 435,038 128,312 157,045 1668,395
10/23
 4.2800 367,530  761,344 429,374 127,692 156,689 1665,689
10/22
 4.2300 314,719  757,156 420,528 127,976 157,031 1651,324
10/21 4.1975 301,358  760,197 413,917 125,818 156,550 1644,250
10/20
 4.2325 335,848  767,650 404,995 127,000 155,939 1642,387

10/17 4.2250 335,848  777,668 401,025 128,197 155,104 1645,725
10/16
 4.2175 542,890  789,452 388,722 133,906 154,740 1653,112
10/15
 4.1675 330,730  789,452 388,722 133,906 154,740 1649,468
10/14
 4.1300 338,426  801,281 386,430 134,006 152,272 1655,731
10/13
 4.1075 298.194  810,959 381,786 131,207 150,917 1655,271

10/10 4.1300 375,220  808,607 372,381 129,771 150,258 1639,567
10/09
 4.1825 394,103  795,860 364,859 128,061 150,082 1616,099
10/08
 4.2200 306,936  800,496 358,612 126,822 149,411 1609,893
10/07
 4.1975 415,106  793,763 358,443 123,556 148,817 1596,361
10/06
 4.2175 245,033  796,524 342,502 119,798 148,438 1579,770

●季節的要素:11月から12月、原油処理量と稼働率が上昇する
製油所の原油処理量が10月減少し、そのあと11月から12月に増加するのは、毎年繰り返している季節的変動です。

(ⅰ)原油処理量と稼働率は毎年「季節的変動」を繰り返しています。
(ⅱ)米国でも製油所の原油処理量は11月から12月に増加し、稼働率がアップします。
(ⅲ)サウジアラビアでも11月、秋季メンテナンス明けから原油需要が増加します。

●季節的要素:アジア市況の精製マージンは記録的水準
アジア市況のケロシン/ジェット燃料、ディーゼルの中間留分のクラック・スプレッドは記録的高水準です。

【1】国際原油取引の指標=ICEブレント原油先物
ICEブレント原油先物は国際原油取引の指標です。
ICEブレント原油先物のレンジ相場は、来年(202623月に向けて続く可能性があります。

ICEブレント原油のレンジ下辺の目安
限月           レンジ下辺の目安
ブレント原油20261月限    64.00
ブレント原油20262月限    63.60
ブレント原油20263月限    63.40

1010日(金)~1021日(火)、市場人気は「レンジ下限」以下を叩いた。
6
月末から7月、8月、9月、10月とレンジ相場が長引き、その「中間点」で反落した可能性が高い。

ICEブレント原油先物のレンジ相場は来年(202623月まで続く可能性がある。

10月相場における「レンジ下限以下」の売り
10
月、レンジ下限以下の安値10/10  10/13  10/14 10/15  10/16 10/17  10/20  10/21
ブレント原油20261月限  61.56 62.00 61.18 61.63 60.57 59.99 59.97 60.20 
ブレント原油20262月限  61.35 62.26 61.04 61.51 60.46 59.93 59.97 60.19
ブレント原油20263月限  61.30 62.20 61.04 61.52 60.49 60.00 60.07 60.27

【2】今朝のICEブレント原油先物
原油の売り方は先週の10月最終週から今週11月、東京時間午後5時~530分のアジア査定時間に売ってきます。原油の売り方は一所懸命のように見える。当社はレンジ下辺の目安より下の このあたりをじんわりとささえることができればよいと考えています。

ICEブレント原油先物 2025116日(木)           11/6東京1730
限月      始値   高値   安値  帳入値  終値   前日比 アジア終値
1月限 2026  63.58  64.34  62.84  63.38  63.55  -0.02   63.67
2月限 2026  63.29  64.04  62.62  63.07  63.20  -0.09   63.41
3月限 2026  63.12  63.88  62.53  62.90  63.02  -0.11   63.28
4月限 2026  63.08  63.81  62.52  62.86  62.96  -0.12   63.28
5月限 2026  63.13  63.81  62.58  62.87  62.97  -0.12   63.27
6月限 2026  63.11  63.84  62.63  62.91  63.01  -0.06   63.30

【3】プラッツ・ドバイ原油の試算
ドバイ原油スポットのプレミアムが継続すると予想して試算します。

本日117日(金)の見当
プラッツドバイ原油11月限
=「ICEブレント原油20261月限1.00ドル
プラッツドバイ原油12月限=「ICEブレント原油20262月限75セント
プラッツドバイ原油
01月限=「ICEブレント原油20263月限40セント

プラッツドバイ原油11月限=「63.60 1.00ドル」=64.60ドル
プラッツドバイ原油12月限=「63.26 75セント」=64.01ドル
プラッツドバイ原油01月限=「63.04 40セント」=63.44ドル

本日117日(金)の東京為替
11
7日(金)「1ドル=153.45153.05152.65円」

1ドル=153.17円で換算
プラッツドバイ原油11月限64.60ドル  62.230
プラッツドバイ原油12月限64.01ドル  61,660円  -40円安 
プラッツドバイ原油01月限63.44ドル  61,110円  -120円安

先週1028日以降、今週の相場でも売りは一所懸命になっているので、侮ることはできない。
東京時間午後5時~530分、アジア査定時間の売りに注意します。
当社は、このあたりをささえることができればよいと考えています。

サウジアラムコは116日(木)、アジア向け12月調整項をほぼ事前予想通り引き下げた。

アジア向け調整項
サウジ原油のアジア向け本船渡し価格(FOB)は「ドバイ原油およびオマーン原油の1カ月間の平均値」に対する「各油種の調整項」で表示される。
油種         10月積み   11月積み   12月積み    前月比
スーパーライト   3.55ドル  3.55ドル  2.35ドル  -1.20ドル安
エキストラライト  2.50ドル  2.50ドル  1.30ドル  -1.20ドル安
ライト       2.20ドル  2.20ドル  1.00ドル  -1.20ドル安
ミディアム     1.75ドル  1.45ドル  0.05ドル  -1.40ドル安
ヘビー        0.40ドル  0.10ドル  1.30ドル  -1.40ドル安

西ヨーロッパ向け調整項
サウジ原油の北西ヨーロッパ向けは「ブレント原油(ICE)」に対する調整項で表示される。
油種         10月積み   11月積み   12月積み     前月比
エキストラライト  4.15ドル  2.95ドル  2.95ドル     unch
ライト       2.55ドル  1.35ドル  +1.35ドル     unch
ミディアム     1.75ドル  0.55ドル  0.55ドル     unch
ヘビー       0.65ドル  1.85ドル  1.85ドル     unch

米国向け調整項
米国向けは「ASCI」(米メキシコ湾岸地域で取引されるマーズ、ポセイドンおよびサザン・グリーンキャニオン原油の平均値)に対する調整項で表示される。
油種         10月積み   11月積み   12月積み     前月比
エキストラライト  6.15ドル  5.65ドル  5.15ドル  -0.50ドル安
ライト       4.20ドル  3.70ドル  3.20ドル  -0.50ドル安
ミディアム     3.90ドル  3.40ドル  2.90ドル  -0.50ドル安
ヘビー       3.25ドル  2.75ドル  2.25ドル  -0.50ドル安

●アジア向け調整項引き下げ、ロイター予想と比較

油種           11月調整項  12月ロイター予想   12月調整項
アラブ・スーパーライト   3.55              2.35ドル
アラブ・エキストラライト  2.50   1.00 1.30  1.30ドル
アラブ・ライト       2.20   0.70 1.00  1.00ドル
アラブ・ミディアム     1.45   0.05 ~ +0.25  0.05ドル
アラブ・ヘビー       0.10   1.30 ~ -1.10  1.30ドル

ICEブレント原油先物(ICE) 2025115日(水)      11/5東京1730
限月     始値   高値   安値  帳入値  終値   前日比 アジア終値
1月限 2026  64.18  64.95  63.44  63.52  63.57  -0.73   64.33
2月限 2026  63.83  64.53  63.17  63.24  63.29  -0.67   63.91
3月限 2026  63.60  64.27  63.02  63.09  63.13  -0.61   63.68
4月限 2026  63.50  64.14  62.98  63.04  63.08  -0.56   63.56
5月限 2026  63.50  64.10  62.98  63.06  63.09  -0.55   63.56
6月限 2026  63.52  64.11  63.03  63.09  63.07  -0.58   63.55

●このあと原油処理量と稼働率が上昇する
(ⅰ)10月から11月、12月、製油所の原油処理量と稼働率の変動は「季節的要素」です。
(ⅱ)サウジアラビアでも秋季定修明けで、サウジ国内の原油需要=原油処理量が増加する。
(ⅲ)米国でも11月から12月、原油処理量が増加し、製油所の稼働率がアップします。

米国原油在庫は「原油処理量」「原油輸入量」「原油輸出量」などによって変動します。
原油在庫が前週比で増加すると「需要の減少」と取り沙汰するのは、大手メディアのドグマ(一面観)です。この時期、当たり前のことが、相場の強弱になるわけがありません。

●米国の原油処理量と稼働率
10
月原油処理量と稼働率の低下は、例年繰り返している季節的サイクルです。
11月から12月、このあと米国製油所の原油処理量と稼働率が上昇します。
サウジアラビア国内の原油需要も同じです。

Source: U.S. Energy Information Administration
単位:日量 バレル
期間 米国原油生産 原油処理量 稼働率 原油輸入 原油輸出 米国原油在庫
10/25-10/31 1365万 15256千 86.0 5924千 4367千 421168
10/18-10/24 1364
万 15219千 86.6 5051千 4361千 415966
10/11-10/17 1363
万 15730千 88.6 5918千 4203千 422824
10/04-10/10 1364
万 15130千 85.7 5525千 4466千 423785
09/27-10/03 1363
万 16297千 92.4 6403千 3590千 420261
09/20-09/26 1351
万 16168千 91.4 5833千 3751千 416546
09/13-09/19 1350
万 16476千 93.0 6495千 4487千 414754
09/06-09/12 1348
万 16424千 93.3 5692千 5277千 415361
08/30-09/05 1350
万 16818千 94.9 6271千 2745千 424646
08/23-08/29 1342
万 16869千 94.3 6742千 3884千 420707

08/16-08/22 1344万 16880 94.6 6234千 3810千 418292
08/09-08/15 1338
万 17208千 96.6 6497千 4372千 420684
08/02-08/08 1333
万 17180千 96.4 6920千 3577千 426698
07/26-08/01 1328
万 17124千 96.9 5962千 3318千 423662
07/19-07/25 1331
万 16911千 95.4 6136千 2698千 426691
07/12-07/18 1327
万 16936千 95.5 5976千 3855千 418993

●11月5日頃、サウジアラムコの「アジア向け12月調整項」通知
サウジアラムコの12月調整項は、115日(水)通知予定。
本日106日(木)は、朝起きてからそのニュースを調べています。わかり次第お伝えします。
サウジ原油のアジア向け本船渡し条件(FOB)は「ドバイ原油およびオマーン原油の1カ月間の平均値」に対する「各油種の調整項」で表示される。

ロイターが「先月10月の価格形成の構造」を下に集計した予想は下記のとおり。
油種             11月調整項   12月ロイター予想
アラブ・スーパーライト     +3.55
アラブ・エキストラライト    +2.50    1.00 ~ +1.30
アラブ・ライト         +2.20    0.70 ~ +1.00
アラブ・ミディアム       +1.45    0.05 ~ +0.25
アラブ・ヘビー         +0.10    1.30 ~ -1.10

●当社の立場と意見
今朝のブレント原油先物はレンジ下辺の目安以下に押しています。

(ⅰ)このあたりをささえることができればよいと思います。
(ⅱ)ドバイ原油スポットのプレミアムも継続しています。

本年(20256月末以降のレンジ下辺の目安
限月         ICEブレント原油のレンジ下辺の目安
ブレント原油202601月限     64.00
ブレント原油202602月限     63.60
ブレント原油202603月限     63.40

ブレント原油と「プラッツドバイ原油」
本日116日(木)の見当
プラッツドバイ原油11月限=「ICEブレント原油20261月限1.20ドル
プラッツドバイ原油12月限=「ICEブレント原油20262月限85セント
プラッツドバイ原油01月限=「ICEブレント原油20263月限40セント

●植田日銀の金融政策、そして、現在の円相場は、持続可能ではないと考えています。
.  ゆっくりと当社の目標を追求します。
●今朝の米債券市場は長期国債利回りに上昇圧力、イールドカーブがスティーブ化した。

【1】日本銀行政策委員会の集団的思考
政策委員会は金融政策を決定する日本銀行の意思決定機関。

政策委員会が「集団的思考」に陥るとき(元日銀総裁 白川方明)
「集団的思考」とは組織の構成員が組織内の対立を避け調和を優先する結果、代替的な見解が抑圧され、不合理ないし機能不全的な意思決定に陥る状態を言う。集団的思考はさまざまな理由で発生する。同じようなバックグラウンドを持った人が集まれば、意見は同じようなものとなりやすい。分析材料を提供するスタッフのエコノミストの多くが、同じような分析アプローチ、同じような理論モデルに依拠しておれば、結果として、結論も同じようなものとなる可能性が高い。仮説性がきわめて高い意見を述べることには誰しも慎重になるという人間の本性によって、同じような意見ばかりが表明されることも考えられる。自分の発言がすべて記録され、それが時をおかず世の中に公開される場合には、そうした傾向があらわれるかもしれない。金融市場に影響すると思うと、その傾向はとくに強くなる。あるいは、そもそも少数意見を述べるのは組織の人間関係の中では相当の勇気が必要なことであり、どの組織にも存在する同調圧力が結果として集団的思考を生むのかもしれない。

もちろん、意見が多様であればそれでいいというわけではない。たとえば、中央銀行の委員会メンバーとなることを自分の将来のステップアップの機会と考え、「目立つ」ことを最優先するメンバーがいると、外見上は多様ではあっても、本来期待される多様性の長所が発揮されなくなる。あくまでも、適切な金融政策の決定に到達するという共通の目的を持ち「同じ船に乗っている」という感覚を共有してさまざまな意見を出し合うことに委員会制度の長所が存在する。委員会が集団的思考に陥ると、かえって無責任な体制になる可能性も排除できない。大きな鍵を握るのは人の問題かもしれない。

【2】米国債の利回りと為替(ドル円)
植田日銀の金融政策と円相場は、持続可能ではないので、ゆっくりと当社の目標を追求します。
116日(木)「1ドル=154.45154.00153.55円」

米国     米30年債  10年債 2年債   日本
日付     利回り  利回り  利回り    日付   東京仲値

11/0525)  4.74   4.17   3.63   11/06 154.45154.00153.55
11/04
25)  4.67   4.10   3.58   11/05   153.49
11/03
25)  4.69   4.13   3.60   11/04   154.38
10/31
25)  4.67   4.11   3.60   11/03   文化の日

10/3025)  4.65   4.11   3.61   10/31   154.10
10/29
25)  4.61   4.08   3.59   10/30   152.80
10/28
25)  4.55   3.99   3.47   10/29   151.60
10/27
25)  4.57   4.01   3.48   10/28   152.57
10/24
25)  4.59   4.02   3.48   10/27   153.00

10/2325)  4.58   4.01   3.48   10/24   152.69
10/22
25)  4.54   3.97   3.45   10/23   152.26
10/21
25)  4.55   3.98   3.45   10/22   151.71
10/20
25)  4.58   4.00   3.46   10/21   150.56
10/16
25)  4.60   4.02   3.46   10/20   151.00

10/1625)  4.58   3.99   3.41   10/17   150.18
10/15
25)  4.64   4.05   3.50   10/16   150.73

10/1425)  4.62   4.03   3.48   10/15   151.67
10/13
25)  Columbus Day         10/14   152.49
10/10
25)  4.63   4.05   3.52   10/13   スポーツの日

10/0925)  4.72   4.14   3.60   10/10   153.09
10/08
25)  4.72   4.13   3.58   10/09   152.74
10/07
25)  4.73   4.14   3.57   10/08   152.31
10/06
25)  4.76   4.18   3.60   10/07   150.47
10/03
25)  4.71   4.13   3.58   10/06   149.78

植田和男 日銀総裁は1030日(木)、賃金を指標にする金融政策運営を表明した。
賃金を指標にしているとの説明は衝撃的であった。

もう一度、10月30日の総裁記者会見から抜粋し、日本銀行法で規定している金融政策の目的と対比します。

【1】1030日(木)午後330分~ 植田総裁記者会見
植田和男 日本銀行総裁

「関税政策による収益下押し圧力が作用するもとでも、企業の積極的な賃金設定行動が途切れることがないかどうか、もう少し確認したいと考えています。

企業の賃金設定スタンスや具体的な賃金の動向を分析し、賃金と物価がともに緩やかに上昇していくメカニズムが維持されていくかどうか、確認していきたいと考えています。」

来春闘の予想を今申し上げるには材料が不足していると思いますけれども、取りあえず、今年の春闘の結果±αくらいであると予想しているという程度にとどめさせて頂きたいと思います。ただ、セクター的にということで申し上げれば、関税の影響で収益に特に下押しの影響が既に出ています製造業、更にその中でも自動車関係というところは注意深くみていきたいなと思っています。」

「先行きを展望して今後の消費を決める一つの要因として、私どもも注目していますのは、最初に申し上げましたように、来年度の春闘にかけての賃金の動きがどれくらいになるかという点でございます。

当面注目していますのが、来年の春闘に向けての労使の交渉姿勢がどのようなものになるかというところであります。この辺りを含めてもう少しデータをみたいというのが、今回現状維持に据え置いた理由になります。」

春闘に関する動きについて、12月までにどうか、情報はどれくらい集まるかというご質問ですが、本当に最終の春闘の妥結の賃金上昇率がどれくらいになるか、ということについて、きちんとした姿を知るまで待ちたいということではなくて、取りあえず私が申し上げているのは、初動のモメンタムがどういう感じになるかというところをもう少し情報を集めたいということでございます。

今日、金利を据え置いた理由は、繰り返しになりますが、海外経済等を巡る不確実性が高い中で、特に国内の積極的な賃金設定行動が維持されるかどうかについてもう少しデータをみたいというところでございます。そういう点について、私どもの納得がいけば、それは政治状況にかかわらず、金利を調整するということになるというふうに考えております。」

植田日銀の賃金を指標にした金融政策運営は衝撃的であった。

【2】日本銀行法 第2条(金融政策の目的)
しかし、日本銀行法第2条は金融政策の目的について次のように明示している。

2条 日本銀行は、通貨及び金融の調節を行うに当たっては、物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資することをもって、その理念とする。

日本銀行の金融政策の目的は、物価の安定である。

それにとどまらず、「物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資すること」と規定している。つまり、日本銀行法第2条は、物価の安定が最終的に経済の持続的な成長に貢献するものになることを意識しながら金融政策を運営することを求めている。

なぜ、植田総裁は、日本銀行の金融政策運営を「賃金」や「春闘」に直結させるのか?

なぜ、物価の安定を目標にしないのか?

日銀は「賃金」や「春闘」を言い訳にして利上げに優柔不断になり、その実行が遅れる。

【3】アベノミクス擁護者も日銀批判
アベノミクス擁護者も植田日銀を批判するようになった。

20251030日午後1240 朝日新聞デジタル速報席
「アベノミクス」を理論面から支えた浜田宏一エール大学名誉教授はいま、利上げを主張しています。

浜田宏一エール大学名誉教授は以下のように批判した。

「最大の問題は物価が上がり続けるインフレの放置です。」

「物価の番人である日銀はなぜ、利上げをためらうのでしょうか。円安も是正されず、交易条件の悪化で日本人は輸入品を高く買わされる一方、外国人が『安い日本』を買いたたいているような状況を見過ごせません。」

「国民を苦しめ、国家の基盤を揺るがす事態です。金融引き締めが必要です。」

アベノミクス擁護者でも、植田日銀を批判するようになった。

植田日銀は「賃金」や「春闘」を言い訳にして、このあとも、かなりの期間にわたって利上げを先送りする可能性がある。耐え難い物価上昇が続き、為替ドル円も安定しない。現在の植田日銀の金融政策と円相場は持続しないと考えます。

【4】米国債の利回りと為替(ドル円)
11
4日(火)「1ドル=154.35154.15153.95円」
現在の植田日銀の金融政策と円相場について、持続可能性の観点からチェックして臨む。

米国     米30年債  10年債 2年債   日本
日付     利回り  利回り  利回り    日付   東京仲値

11/0325)  4.69   4.13   3.60   11/04 154.35154.15153.95
10/31
25)  4.67   4.11   3.60   11/03   文化の日

10/3025)  4.65   4.11   3.61   10/31   154.10
10/29
25)  4.61   4.08   3.59   10/30   152.80
10/28
25)  4.55   3.99   3.47   10/29   151.60
10/27
25)  4.57   4.01   3.48   10/28   152.57
10/24
25)  4.59   4.02   3.48   10/27   153.00

10/2325)  4.58   4.01   3.48   10/24   152.69
10/22
25)  4.54   3.97   3.45   10/23   152.26
10/21
25)  4.55   3.98   3.45   10/22   151.71
10/20
25)  4.58   4.00   3.46   10/21   150.56
10/16
25)  4.60   4.02   3.46   10/20   151.00

10/1625)  4.58   3.99   3.41   10/17   150.18
10/15
25)  4.64   4.05   3.50   10/16   150.73

10/1425)  4.62   4.03   3.48   10/15   151.67
10/13
25)  Columbus Day         10/14   152.49
10/10
25)  4.63   4.05   3.52   10/13   スポーツの日

10/0925)  4.72   4.14   3.60   10/10   153.09
10/08
25)  4.72   4.13   3.58   10/09   152.74
10/07
25)  4.73   4.14   3.57   10/08   152.31
10/06
25)  4.76   4.18   3.60   10/07   150.47
10/03
25)  4.71   4.13   3.58   10/06   149.78

1031日(金)午後5時30分、アジア向け中東原油の10月査定価格が確定した。

●ドバイ原油スポット価格の1カ月間の平均値
プラッツ社の査定価格
10月(2025)    64.999ドル
09
月(2025)    70.011ドル
08
月(2025)    69.385ドル
07
月(2025)    70.866ドル
06
月(2025)    69.268ドル
05
月(2025)    63.733ドル

202510月査定価格とサウジ原油
202510月査定価格 
2025
10月 プラッツ・ドバイ原油の平均値       64.999ドル -5.012
2025
10月のGMEオマーン原油マーカープライス平均値  65.059ドル -4.951
2025
10月 ドバイおよびオマーン原油の平均値     65.029ドル -4.981

サウジ原油 202510月積み アジア向け輸出価格(FOB
油種            平均値    調整項   輸出価格(本船渡し)
アラブ・スーパーライト   65.029ドル + 3.55 68.579ドル  -5.581
アラブ・エキストラライト  65.029ドル + 2.50 67.529ドル  -5.981
アラブ・ライト       65.029ドル + 2.20 67.229ドル  -5.981
アラブ・ミディアム     65.029ドル + 1.75 66.779ドル  -5.881
アラブ・ヘビー       65.029ドル + 0.40 65.429ドル  -5.881

---------------------------------------------------------

20259月査定価格とサウジ原油
20259月査定価格
2025
9月 プラッツ・ドバイ原油の平均値       70.011ドル +0.626
2025
9月のGMEオマーン原油マーカープライス平均値  70.010ドル +0.683
2025
9月 ドバイおよびオマーン原油の平均値     70.010ドル +0.654

サウジ原油 20259月積み アジア向け輸出価格(FOB
油種            平均値    調整項   輸出価格(本船渡し)
アラブ・スーパーライト   70.010ドル + 4.15 74.160ドル  +1.854
アラブ・エキストラライト  70.010ドル + 3.50 73.510ドル  +1.854
アラブ・ライト       70.010ドル + 3.20 73.210ドル  +1.654
アラブ・ミディアム     70.010ドル + 2.65 72.660ドル  +1.554
アラブ・ヘビー       70.010ドル + 1.30 71.310ドル  +1.354

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